現状は、全国で緊急事態宣言が発令されてほとんどのスキー場が予定よりも早々に終了している状態です。
また、自粛が余儀なくされていることもあるため、シーズンオフになった方がほとんどかと思います。
そのため、「満足できていない」「滑り足りなかった」と感じる方も多いでしょう。
本当に辛いシーズンになりましたね。
来シーズンは今シーズンよりも満足できるように、事前に知識やイメトレを行ってみてはいかがでしょうか。
今回は「レベルアップ」ということに際して、シーズンオフとなる前に行ったレッスンについてのお話を書かせていただきます。
スノボ学レッスンの経緯
まず、スノボ学レッスンを行った経緯から書かせていただきます。
今回は、SNSのダイレクトメッセージを通して、Uさん(レッスン生)から連絡いただきました。
そのときの記載内容に「スノボ学を見て、バッジテスト1級の合格ができた」との記載が!
少しでもお役に立てているということがわかって、とても嬉しかったですね。
こちらのUさんは京都在住の方で、たまたま丸沼高原スキー場に来る予定があったとのことでメッセージをくれた、という経緯のようです。
遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございます!
お越しになられる日程を聞き、私の予定を調べたところ、午後の時間であれば可能ということで予定を組みました。
このようにして、レッスンの予定の調整が完了したというわけです。
レッスン当日の状況
●天候・・・曇り
●気温・・・やや高め
●雪・・・春雪でややストップ雪の傾向あり
●バーン状況・・・午後はシャバシャバ、ボコボコという荒れた状態
レッスン開始!シャバ雪でも変化あり!
まずはリフト前で集合し、1本目。
動画を撮っても良いとのことでしたので、普段の滑りを撮影。
シャバシャバ、ボコボコのバーンで難しい雪でしたが、さすがバッジ1級保持者!
しっかりと滑られていました。
このシャバシャバの雪でのレッスンということで、本来ならシャバ雪に合わせた滑りやシャバ雪での楽しみ方をやるべきところ。
ですが、来シーズンに繋がる内容ということを考えて、スノボ学19-20シーズンオリジナルの滑り方を伝授することにしました。
まずは、ヒールサイドターンの後半からトライ。
基本姿勢とやり方を説明して、「直滑降から半ターン」からスタートです。
シャバ雪ということもあり、最初は良い感覚を感じることが難しかったとのことです。
そこで、セッティングを見直してリフト2本。
すると、深いアール(ターン弧)を描き始めたのです。
こうしてヒールサイドのターン後半で良い感覚を感じ取りました。
そして次に、「ヒールサイドの1ターン」にトライ。
ここで大きな変化がありました!
ターン前半でしっかりとエッジグリップさせて、谷回りを感じ始めたのです。
■ヒールサイドワンターンのGIF動画
上記のGIF動画のヒールサイドターンの谷回り(ターン前半)を見てみてください。
ターン前半にデッキが見えるように立ち、逆エッジのような状態になりつつも板が横に進んでいるのがわかるかと思います。
ここでポイントになるのが、「ただ板を立てているわけではない」ということです。
板に自身の重さが乗るように動いているので、しっかりと板に乗り込むことができています。
そのため、外の力(抵抗)が強くなるところから板が大きくたわんでいます。
●板がたわんでいることがわかる画像
これにより、グリップが強くなりつつ、ターンが深くなり始めました。
このときの感覚をUさんに聞きますと、「転ぶかと思ったけど、曲がって大丈夫だった」とのことです。
そして、次に「トゥサイドターンの後半」を行い、その次に「前半」を行いました。
ただ、トゥサイドに充てる時間が少なかったため、ターン前半部が十分にはできなかったことが残念です。
しかし、ターン後半に走っていく感覚は感じ取っていただけたとのことで、ヒールサイドとトゥサイドそれぞれのターンが一通り完了しました。
そして、最後に連続ターンを行い、レッスン終了。
シャバシャバ、ボコボコな雪ということもあり、色々と体感するのが難しかったかと思いますが、大きな変化はありました。
上記の動画を見ていただくと、シャバ雪でもターン後半に板が走っていることがわかるかと思います。
まとめ
今回のレッスンもとても楽しくやらせていただきました!
Uさんにも楽しんでもらえたようで、一安心です。
本当に遠くからありがとうございます!
シャバ雪でしたが、変化を感じ取ってもらえたのが嬉しいですね。
また、セッティングで感覚に違いがあることを体感してもらいました。
セッティング次第で、「板がたわむのを疎外してしまう可能があること」「逆に感じ取りやすくなること」この違いをわかってもらえたかと思います。
来シーズンの良い雪のときに今回の滑りをぜひ試してみてほしいですね。
ぜひ来シーズンはより良いシーズンにしてください!
最後にスノボ学のレッスンの考えも書かせていただきます。
レッスンでは「体感してもらう」ことをモットーに行っており、動きもできるだけシンプルに、と考えています。
ただ、細かな動きの違いで効果が大きく変わるので、そこは細かく説明させていただいています。
サイト内の記事では、しっかりと伝えるために長々しく小難しい雰囲気で書いていますが、レッスンは違う雰囲気で行なっていますので、興味のある方はまずはダイレクトメッセージやお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
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