サマゲレ4回目も丸沼高原スキー場。
今年の夏は、感染状況が収束するまでは県内の丸沼だけになりそうです。
そして、遂に長引いた梅雨が明けて、暑い日に突入。
暑い日になると、ブラシの状態にも変化が起きます。
このブラシの状態の変化について書いていきます。
また、今回はセッティングを大きく変えて滑ってみました。
その違いについても書いていきます。
ゲレンデコンディション
天気:晴れ
気温:暑い
滑走状況:滑らない
混雑具合:空いている
駐車場:混雑している
8月11日火曜日にサマーゲレンデ4回目の丸沼高原スキー場に行きました。
お盆ではあるものの平日ということもあり、サマーゲレンデは空いていました。
しかし、駐車場は混雑しており、高原の駅前の駐車場いっぱいに車が止まっているのを見ました。
サマーゲレンデは少なかったのですが、サマーリュージュやキャンプ、登山などのお客様が多くいたということだと思われます。
そして、この日もスキーヤーが大半です。
と言いますか、スノーボーダーは筆者の他に一人だけでした。。。
でも、そのもう一名が、なんとスノボ学を見ているとのことで声を掛けてくれたのです!
そちらの方は、テック1を持っているとのことで、さすがの滑り。
板にしっかりと乗れていたので、私もリフト上から見ていました。
声を掛けていただいて話をしていくと、エッジの話に。
エッジを研ぐ道具をもっているものの、やり方に悩んでいるとのことで、スノボ学流のエッジチューンナップ法をレクチャーしつつ、サービスでサイドエッジを研ぎました。
すると、「グリップ力が違う!ズレなくなりました!」とのお言葉をいただきました。
そちらの方は3時間券ということでしたので午前中で帰られて、午後からはスノーボーダー一人です。
また、前回までとの大きな違いは、天気と気温です。
梅雨が明けた上に晴れのため、日差しが強くて気温もおそらく30度程度になっていたかと思います。
この日は40度を超えている場所が4ヵ所ほどあったとか。
この暑さの影響により、サマーゲレンデ用のブラシにも変化がありました。
暑いときの一番の変化は「滑走性が著しく落ちる」という点です。
そして、水の散水も低下してしまいます。
散水が低下する理由はわかりませんが、暑いときに限って散水されなくなってしまいます。
そして、直射日光や気温が高くなることで、ブラシが柔らかくなり、乾いてしまうので摩擦が大きくなります。
これらによって滑走性が著しく低下すると考えています。
感覚としては、ストップスノーのような感覚です。
暑くて体力も奪われ、滑らない状況で、スノーボーダーが一人になってしまったので、休憩多めにゆっくり滑っていました。
しかし、この日は筆者にとってはイベント事があり、午後にフォロワーさんが筆者に会いにきてくれたのです。
昨シーズンの冬にも会っている方なのですが、ちゃんと話をするのは今回が初かもしれません。
そのフォロワーさんと会ったあとは話7割で、滑走本数は7本だけとなりましたが、この出会いをきっかけにセッティングを大きく変えて滑り、その変化を感じられました。
また、フォロワーさんがわざわざ途中までハイクアップしてまで動画を撮ってくれたので、あとで載せさせていただきます!
滑りの調子
先程お伝えしたとおり、真夏日になってしまったため、滑走性が落ちて滑りづらくなりました。
そのため、最初は感覚が違うため、修正に時間がかかりました。
しかし、基本的に滑りの調子は良かったと思います。
今回は、前回の骨盤の向きに合わせて、目線(顔の向き)や骨盤の位置に注目して滑ってみました。
また、今回一番大きな違いは、セッティング(アングル)を変えての滑りです。
そこで今回は、動画を二本載せます。
一本目は、前足30度、後ろ足24度、スタンス54cmです。
二本目は、前足42度、後ろ足39度、スタンス54cmです。
試したこと
今回も試したことを書いていきます。
また、サマゲレで試してきたことは、以前までの記事に書いています。
なお、今回は細かな改善点についてではなく、アングルによる変化についてどのような違いがあったのかを書いていきます。
アングルを変えたきっかけ
簡単にアングルを変えた理由を書いておきます。
理由は、フォロワーさんがアルペンに乗っている方でだったからです。
「筆者が新しく取り組んでいる技術は前振りだとできるのか、実際にチャレンジしてみますね。」という話になり、セッティングを変えて滑ってみました。
筆者もここまで極端な前振りは久しぶりだったため、気になっていたところです。
結論としては、筆者にとっては前振りも調子が良く、基本的に同じ技術を使って滑っても大丈夫だということを確認できました。
横向きのほうが足裏の感覚がわかりやすい
ここからは筆者の感覚として、「そこそこの前振り」と「極度の前振り」の感覚の違いについて書いていきます。
まず、そこそこの前振りでの滑走についてです。
前足30度、後ろ足24度ということで、一般的にフリースタイルで滑る際には十分に前に向けているセッティングです。
ただ、極度の前振りよりは横向きですので、違いはハッキリとわかりました。
まず、「横向きにすると足裏の感覚がわかりやすい」ということです。
つま先、カカトで地面を踏みつけていく感覚は、やはり横向きにした(0度に近づけていく)ほうがわかりやすいです。
特に後ろ足の感覚がハッキリとわかります。
そのため、安定して滑りたいのであれば、後ろ足は横向きにしていったほうが良いかもしれませんね。
荒れた雪面を滑る場合は特に効果的と言えるでしょう。
ただ、これはあくまでフリースタイルの場合の話です。
アルペンの場合は、ブーツが硬く、板のスペックも大きく変わるので、この限りではないかもしれません。
そもそも横向きにするにも限界がありますからね。
前振りにしていくと体の向きを前に向けやすい
前振りにすると、体の向きを進行方向側に向けやすくなります。
当然のことですね。
ただ、筆者の場合は、体の向きというよりも後ろ脚の股関節の内旋動作(内側に捻っていく動作)がしやすくなったことが大きく感じました。
この効果を大きく感じるのがトゥサイドでした。
筆者の場合、脚がガニ股に開くほうが得意なので、横向きですと後ろ脚の膝が外側に開きやすくなります。
その結果、腰の向きが横向きになってしまい、脚部が曲がってしまうとお尻の位置がカカト側に寄ってしまいます。
そこを前振りにすることで、自然と後ろの膝の位置がノーズ側に向きやすくなります。
これにより、腰の位置を地面に近づけることができるようになりました。
ただ、フリースタイルで前振りにするとソフトブーツのためか、力に耐えづらくなり、グリップ力が弱くなりやすいようにも感じます。
滑り方次第で良くも悪くも感じるセッティングと言えるかもしれないですね。
まとめ
今回もあくまで筆者が感じた感覚です。
ただ、セッティングを変えて滑ることはとても良いことだと感じました。
と言いますのも、セッティングを変えることでやりやすいこととやりづらいことがわかるからです。
それを踏まえた上で良いとこ取りできるセッティングを探していけば良いと思います。
また、体が動くようになれば、今までやりづらいと思っていたセッティングがやりやすくなることもあります。
シーズンが始まったら、色んなセッティングを試してみるのも良いですよ。
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