以前にサマーゲレンデの板で特集組ませていただいた「めらちゃん」。
めらちゃんは、今年のサマーシーズンでメキメキと力をつけています。
ウイングヒルズ白鳥リゾートのサマーゲレンデで滑られている方は、よくご存じの方もいることでしょう。
今回は、今後の注目株でもある「めらちゃん」に、「スノーボードを始めた理由」から「スポンサーのおすすめの板」「MCを経験した大会の裏側」などについて、インタビューしました。
この機会にめらちゃんを知ってください!
REGALIAライダー「めらちゃん」とは?
●名前:めらちゃん
●ニックネーム:めらちゃん、めら、めら氏など
●出身地:岐阜生まれ、滋賀育ち
●スポンサー:REGALIA SNOWBOARD JAPAN
●チーム:Familia Snowboarding Team
▼めらちゃんの2019年までの軌跡
●夏
ウイングヒルズ白鳥リゾート PISLABサマーゲレンデ
●冬
・スノーボードスクール:ウイングヒルズ白鳥リゾート
・プライベート:マックアース系列 と 大会のある場所、4月以降は長野の北エリアへ足を伸ばす。中部甲信越エリアがメイン
スノーボードとの出会い!カービングをやり始めたきっかけ
―――スノーボードを始めたきっかけを教えてください。
めらちゃん(以下、めら):小学生の時から憧れていた、地元のボーイスカウト的なやつで、毎年3月末に妙高に滑りに行ってたんです。
その中に大学生のお兄さんがいて、スノーボードをしていたのを見て、かっこいいと思ったから。
小学生の間はそのお兄さんをスキーで追いかけてました。
中2の冬の年に「スノーボードがしたい」と親に買ってもらって、始めて気がつけば16シーズン。
今でもその時の板とウェアは家に保管してあります。
なんか、自分の原点な気がして手放せないんですよね。
今見たら絶対買わないメーカーですけど。(笑)
そのあと滑らなかった冬はないけど、進学や資格試験などもあり27歳のシーズンまではただ好きなだけのレジャーボーダーでしたね。
めらちゃんのスノーボードの経歴は、長かったんですね。
滑らない冬がないというほどですので、本当にスノーボードが好きだという情熱が伝わります。
―――スノーボード16シーズンですが、カービングは何年目となるのでしょうか?
めら:3シーズンが終わりました。
2015年の夏に、あるスノーボーダーとSNSで繋がり、一緒にチームを作ろうと誘われ、創立メンバーになったのが僕の第二のスノーボード人生の始まりです。
まあチームって言ってもスノーボード好きの集まりってだけですけど、そのチームに所属してから、彼に影響され、彼と一緒に滑るためにカービングをやり始めた感じですね。
今でものその彼とは結構な頻度で連絡を取り合い、スノーボードの話はもちろん他の事もよく話をしています。
ちなみにその彼よりも冬も夏も遥かに練習しているのにまだ一度も勝てたことがないんです。(苦笑)
めらちゃんはチームの創立メンバーだったんですね。
凄い経歴です!
めらちゃんの言う彼とは、グラトリができるとてもカッコイイライディングをする方です。
互いに刺激しあえる存在というのは、本当に良いものですね!
チーム情報
■Familia Snowboarding Team facebook
―――めらちゃんがスノーボードのどこに魅力を感じているか教えてください。
めら:魅力?うーん…その説明に言葉は要らないでしょう。
強いて言うなら、クリアな非日常の時間が過ごせることかな。
一般社会って、いろんな利権や柵、妬み嫉み、苦手な人にもいい顔をしなきゃいけなかったり、そんな事があって、自分の思う通りに過ごせないことが多いじゃないですか。
確かにスノーボードも思い通りに滑れないときがあるけど、それはそれで「だがそれがいい」ってやつですよね。(笑)
社会のゴタゴタなど抜きで透明で真っ白で美しい世界。
最高じゃないですか。
自然ってバカが付くほど正直だと思うんです。
たくさん降ったあとの真っ白な山も、扱い方を間違えれば突如牙をむく、降雪の多い年もあれば少ない年もある。
その自然に感謝し、板を操る。
…まあそんな世界に入り込んで行ける、非日常の貴重な時間の過ごし方。
僕にはそれが魅力であり、それこそがスノーボードだと思っています。
スノーボードしてなかったら何してるのかなって考える時があるんですけど、ただの引きこもりですよ(笑)
他の横乗りもすべてスノーボードのためにやり始めた感じですからね。
めらちゃんにとって、スノーボードはなくてはならない存在なのが伝わります。
No life No snowboardingですね!
REGALIAを語る!ライダーになったきっかけとおすすめの板
―――スポンサーのREGALIA(レガリア)さんとの出会いのきっかけにはどのような経緯があったのですか?
めら:サーフィンですね。
ちょうどチームを作った頃、メンバーの中にREGALIAのライダーさんがいて、それから板(REGALIA)を貸してもらって。
その次の夏にはサーフィンに興味のあった僕の面倒を見てくれて色々教えてもらってたんです。
で、「一緒にライダーやろうよ」って声をかけてもらって。
その人はサーフメインの方だったので、冬も今までで1回しか会ってないんですけど、そのシーズンには契約してました。
それが17-18シーズンの春の話です。
まあその人は今では音信不通でライダーもたぶんやめちゃったんですけどね。
海には行ってるみたいですけど。
ちゃんと板は返しましたよ。(笑)
板を返す!
そこ重要です。(笑)
ちょっと寂しいお話でした。
いつか、進化しためらちゃんの滑りを見せられるときがくると良いですね。
―――ずばり、REGALIAの板はどんな板?
めら:え?いいんですか?宣伝させてもらっちゃって。
ありがとうございます。
ハンマーヘッド形状がメインのメーカーで、有効エッジの長さ、それによるターンの切れやカービングのしやすさはもちろんのこと、それでいてノーズテールのキックを高めに設計することでトリックのしやすさを両立しています。
メインモデルunoとdueでは、あえてウェストを細めに設計することで、カービングカテゴリーによくある太いシェイプの板のデメリットである、「切り替えのもたつき感」を軽減させ、早く切り替えることができるのが特徴になっています。
カービングターンやハンマーヘッドボードへの入口として、ターンだけではつまらない、ハイスピードカービング中にトリックを入れたい。
そんなフリーライディングが好きな方におススメしたいボードです。
グラトリモデルとしてリリースされているBAGRAMは、ハンマーヘッドなのに柔らかくてツインシェイプでセットバックもありません。
しかもキャンバー、フラット、ダブルキャンバーが選べる。
めっちゃ珍しいですね。(笑)
メインモデルのuno・dueに比較すると柔らかいですが、太いシェイプになっています。
いい位置に乗ってあげればしっかりカービングもできてしまう。
流行りのリバースターンや、差し込み、引っ掛け系のトリック、高回転系のトリックも可能です。
何より、ウチのトップライダー牧野が昨年度JSBAテクニカル選手権でグラウンドスタイル種目1位を取ったときに使用していた板ですからね。
半端ないポテンシャルを持った板だと思います。
uno・due・BAGRAMとは全く異なったコンセプトの板も現在開発中です。
お楽しみにしてもらいたいですね!
レガリアさんの板は、他のメーカーのカービングラインナップとは違う個性のある板なんですね。
BAGRAMに関しては、ハンマーヘッドにもかかわらず、フラット、ダブルキャンバーの形状も選べるのは凄い!
―――REGALIAの板の中でも、特におすすめの板を教えてください。
めら:僕は板も雪も少し柔らかいのが好きなので、dueとBAGRAMがおすすめですね。
キンキンの硬いバーンのときはunoも使いますけど。
雪の状態やその日のシーンや気分で使い分けています。
uno・dueは普段の練習と大会、BAGRAMは新しいことを練習したりするときにと、春のシャバ雪やグラトリ、パーク、コブを滑るときがメインですね。
強いて言うならBAGRAM。
ほんとにいい板で、柔らかい分ポジションや体の使い方にかなりシビアでめっちゃ練習になります。
それでいて春はFUNRIDEにも使える。
しかもツインのハンマーヘッドで珍しい。
最高だと思いません?(笑)
BAGRAMは、ハンマーヘッド入門の方から、トリックを得意とする方まで、ターゲットが幅広いですね。
ハンマーヘッドには珍しいタイプですので、一度乗ってみたい板です。
メーカー情報
■REGALIA HP
■REGALIA facebook
大会運営にも携わった!MCめらの実態
―――大会の運営にも携わったんですよね?
めら:スノーボードの友人から、「ある筋の人から、大会運営に興味ある人いないかな?って聞かれたんだけど、誰かいない?」って言われたのがキッカケです。
いろんな大会に出てきて、MCをやってみたいという思いがあったので、迷わず挙手しましたね。
それが昨年行われた大会「REGALIA presents第1回アマチュア王座決定戦(草テク)」です。
ただ、ゼロからのスタートだったので、企画段階から当日準備までかなり大変でした。
大会運営スタッフはREGALIAからも何名か出したんですけど、その他に手伝ってくれた人たちがテクニカルを知らない人たちで、大会のイメージの共有ができずに本当に大変で、開始予定時刻に間に合わなかったり情報伝達がうまく行かなかったりで、出場してくれる選手の皆さんにほんとに申し訳なくって泣きそうなぐらいでした。
なんとか大会種目とジャッジとのフリーセッション、ミニキャンプまでやれたんでよかったですけど、もうほんとに大変でした。(苦笑)
でも終わってみればありがたいことに、
「刺激がたくさんで面白い大会だったからまたやって欲しい。」
というご意見をたくさんいただきまして、第2回大会も開催予定なんです。
大会開催ゲレンデも確定しています。
もっと決まっていることはあるんですけど、今はこれだけしか言えなくて申し訳ないですが、楽しみにしていてください。
MCに立候補したんですね。
さすが、何に対してもやる気のある、めらちゃん!
大会の運営の裏にはそのようなお話があったことも初めて知りました。
それでも、出場した皆さんの満足度は高かったということは、それは運営者側の皆さんの努力の結果だと思います。
第2回目も楽しみにしています!
―――MC側から見た大会ってどんな感じですか?
めら:自分が選手として大会に出ているときから、MCのテンションと音楽は会場と選手のモチベーションにかなり関わることを知っていたので、めっちゃ頑張りました。
どうすればジャッジの点数を温められるか、選手が気持ちよく滑走できるか、ギャラリーが笑顔になれるかを常に考えていました。
それでも見ていて面白い滑りをする方にはついつい力が入っちゃいますし、素晴らしいライディングをされる方には言葉が出てこず、見入ってしまってましたね。
ミドルとショートはターンが決まっているのでそこまでしんどくないんですけど、フリーは人によって構成が違うし、トリックを打つ人もいるのでめちゃくちゃ忙しかったです。
でも楽しかったですよ。
ちなみに次回大会はツインMC予定なので更に盛り上がると思うのでぜひ出場、観戦に来ていただきたいですね!
MCの立場から大会を見る経験は、とても少ないことですので、本当に貴重な体験だったのではないでしょうか。
また、次回の大会は、ツインMCなんですね。
誰がMCをするのか、楽しみです!
次回も大会を盛り上げてくださいね。
アマチュア王座決定戦 大会情報
■アマチュア王座決定戦 HP
■アマチュア王座決定戦 facebook
■アマチュア王座決定戦 公式LINE
オフトレもがんばるめらちゃん!サマゲレの活動
―――前回の動画に2年分の変化がありましたが、サマゲレは2年目なのでしょうか?
めら:初めて行った年からすれば5年目ですね。
でも最初の3年合計でウイングヒルズで2時間券で3回とふじてんで1日券1回なので、まあ2年目といっても問題ないかと思います。
本格的に始めたのは2年目ということですので、今後の進化にさらに期待です。
―――サマゲレを始めたきっかけは?
めら:先の話で出てきた、チームに誘ってきた彼に勝ちたかった。
REGALIAに声をかけてもらった。
とにかくカービングターンをうまくなりたかった。
まあそんなとこでしょうか。
うまくなるために夏もスノーボードしなきゃって思って、ほんとに単純にそれだけですね。
やる気があるからこそのサマゲレ活動なんですね。
―――どうしてそこまで上手くなれたのでしょうか?
めら:うまいと思ったことはないです。
かなり上達したとは思いますけどね(笑)
ただ、今の滑りに至るまでに複数回複数人のJSBAのデモンストレーターのキャンプに参加して、いろんな知識といろんな技術を得ています(サマゲレも雪上も)。
僕が一気に滑りを変化させられたのは、キャンプで学んだ知識と技術を常に実践し続けたからだと思っています。
キャンプに入ると、そのときはうまく滑れるようになるんですけど、それは魔法がかかっているだけで、別の日に滑りに行ったら全然だめだったなんてこと、よくあると思うんですよね。
それはキャンプで得た知識と技術を自分のものにできていないんです。
それを無意識下でもできるようにしてやっと自分の技術になった、自分で滑りを評価できるようにしてやっと自分の知識になったと言えると考えています。
一人で滑っているときも、キャンプで得た技術と知識をもとに滑りを評価し、考え、修正するトライアンドエラーの繰り返しが、ここまで技術を向上させてくれたと思っています。
なるほど!
やはりキャンプに行くことで多くのものを得られるということがわかります。
ただ、その知識と経験を活かすためにも、自分でしっかりと考えて、練習することも重要なのですね。
―――これからサマゲレデビューする方にエールを!
めら:サマゲレに限らずオフトレは裏切らないです。
今でこそこれだけ滑れるようになりましたが、最初はひどかったです。
それが当たり前なんです。
前回のPISLAB before after動画でもそうでしたが、今回の冬の滑りの動画でも滑りが変わってるのが自分も改めて見てびっくりしました。
1.2年生時の変化と2.3年生時の変化が、かなり違うのがわかると思います。
オフトレでめっちゃ滑りが変わる事を証明できてるかなって。
なのになんでかサマゲレでは初めての1回で「なんやこれ、雪とぜんぜん違う!」って諦めて帰ってしまう人を結構見かけます。
初めてのスノーボードの日から今と同じぐらい滑れた人なんていないと思うんですよね。
初心忘れるべからず。
慣れればサマゲレに通っている人達が言う、「雪と同じ感覚で滑れる、雪に近い」という言葉が必ず理解できると思います。
うまくなりたいなら、夏も板に乗ること。
それをもっと効率よくしてくれるのがオフトレ施設に通うことだと思っています。
実際に滑れますからね。
オフトレ施設に通う時間やコストに余裕のない方は、家で板を履いてスノーボードの動きを考え、実際にやる。
それだけでも違うと思います。
確かに、1度サマゲレで滑って、それでやめてしまう方が多いですよね。
私もとても残念だと思っています。
慣れてからが、本番ですね。
―――最後にめらちゃんに会いたいなら、どこに行けばいいですか?
めら:一応一般社会人で、不定休なので神出鬼没です。笑
SNSで直接コンタクトとってもらうのが確実だと思います。
スノーボード以外のことも書いてますが、Facebook・Instagramやってますので、いつでもメッセージどうぞ。
facebookの友達申請は無言は気持ち悪くてスルーしちゃいますのでご了承ください。
■めらちゃん facebook
■めらちゃん instagram
めらちゃんに会いたい方は、まずはSNSで知り合いになることからお願いします。
申請は無言ではなく、一言添えるようにしましょう。
まとめ
今回は、初のライダーインタビューでした。
めらちゃんがどのようにして上達したのかが、少しわかった気がします。
この記事を読んだ方は、ぜひサマゲレにて滑ってみてもらいたいですね。
一度だけでは、本当の良さはわからないかと思いますので、上手くなりたい方は何度もチャレンジしてみることをおすすめします。
また、トリックをする方は、ぜひREGALIAスノーボードの板も検討してみてください。
今後も目の話せないめらちゃんのご活躍を要チェックです。
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