2020年の丸沼高原スキー場のサマーゲレンデは、10月18日日曜日までです。
筆者は一足先に10月13日火曜日に滑り納めてきました。
そして、丸沼サマゲレ最後ではありましたが、T-plateの㊙︎アイテムのテストを行なってきています。
その㊙︎アイテムとはどんなもので、テスト結果はどうだったのかをお伝えします。
最後には、販売情報も記載していますよ!
ゲレンデコンディション
天気:晴れ時々曇り
気温:秋にしては暑め
滑走状況:そこそこの滑走性
混雑具合:空いている
駐車場:空いている
サマゲレ10回目となった日は、火曜日ということもあり、空いていました。
スノーボーダーは4人のみで、他はスキーヤーです。
そのスキーヤーも30名に満たないぐらいだったので、かなり空いていましたね。
駐車場も平日ということもあり、空いていました。
登山客も少なかったように思います。
気温は、夏日最後と天気予報で言っていたぐらいなので、動くと汗ばむぐらいの暑さでした。
それでも、秋らしい風もあり、過ごしやすい環境だったかと思います。
また、紅葉が進んで丸沼のキャンプ場より上の木々は綺麗に色付いていましたね。
これからしばらくは、ロープウェーに乗ると、綺麗に紅葉した丸沼高原スキー場を堪能できるかと思います。
T-plate㊙︎アイテムテスト
今回は、T-plateの㊙︎アイテムのテストをしてきました。
そのアイテムとは、板の真ん中に取り付けるセンタープレートです。
そして、今回筆者が試したのがフリースタイル版です。
と言いますのも、アルペン用のセンタープレートは10月末に販売開始とのことで、昨シーズンからすでにテストが行われていました。
アルペン用のセンタープレートは下記の形状で販売されます。
※アルペン用センタープレートをアルペンのレーサーにテストで使ってもらった結果では、センタープレートの評判はかなり良いとのこと。
なお、アルペンのセンタープレートはビスで固定します。
最近のアルペンの板には、VISTやALLFLEX&IRONROCKというプレートを付けられるように、インサートホール(ビス穴)が予め搭載されているものがあります。
下記の画像のような感じです。
画像引用:GRAY SNOWBOARDS
バインディングを取り付ける場所以外に、通常とは異なるところにインサートホールが空いていることがわかりますね。
このような板の真ん中にあるインサートホールを使って、センタープレートをビスで取り付けます。
しかし、今回はフリースタイルです。
板の真ん中にインサートホールはありません。
ということで、思い切ってインサートホールを増設してテストしています。
結構思い切りのある滝社長の手捌きを目の当たりにし、ちょっとドキドキしながら上手くいくことを祈っていました。
結果、インサートホールを上手く増設でき、問題なくセンタープレートを取り付けることができています。
※テストではインサートホールの増設を行なっていますが、販売する製品は超強力テープを使用するとのこと。
このセンタープレートを取り付けて滑ったときの動画が下記のものになります。
T-plateセンタープレートの効果
T-plateのセンタープレートを使った感想は、、、
かなり良かったです!!
動画を見てもらうとわかる方もいるかもしれませんが、板のバタつきが減りました。
今までのレポートでお伝えしてきましたが、丸沼のサマゲレはブラシの接合箇所がボコボコと出っ張りがあります。
そのため、板を立てて滑るとグリップが弱まることも相まって、バタつきやすいのです。
しかし、センタープレートを付けると、このバタつきが弱まりました。
バタつきが抑えられるということは、グリップ力が強くなったとも言えますね。
へたった板には、特に効果がありそうです。
また、力が伝わりやすくなったようにも思います。
他には、「軽いので付けることによる負担がない」「トーションの影響も少ないので、操作性は悪くならない」など驚きの効果があります。
そして、このセンタープレートがなぜこのような凄い効果を生むのか、その理由は素材と厚さにあるようです。
メタルの素材はジュラルミンという、航空機などにも使われる金属が使われています。
このジュラルミンの厚さは板の撓みを必要以上に阻害しないように考えられており、動きのあるプレートができました。
元々板自体が硬めなのでわかりにくいですが、、、
上記のGIFのように、板のセンターが撓むのに合わせて、センタープレートも適度に撓みます。
そして、直接触るとわかるのですが、メタルは手で撓ませることができ、且つ復元します。
これは筆者の考えですが、板の撓んで反発する特性と、センタープレートの張りがありつつも撓んで復元する特性がぶつかり合いつつも連動するようになっているので、バタつきを抑えつつ板に力が伝わり、ターンで走りやすくなるのではないでしょうか。
更に、メタルの裏側にゴムが接合されています。
これにより、板からの衝撃とメタルの衝撃を和らげて、板のバタつきをより抑える効果が出るのだと思います。
言葉は悪いですが、パッと見はちゃっちく見えるかもしれません。
しかし、中身を知るとT-plate社の拘りが詰まっており、巧妙に作られていることがよくわかりますね。
ちなみに、筆者はテストしていないのでわからないですが、T-plateの社長がアルペンでテストしたところ、センタープレートのみだと効果が弱いようです。
ナロープレートと併用することで、効果が出るらしいという情報があります。
リンク先:T-plate news 2020/8/26 センタープレートありor無し?
・バタつきを抑えられる
・力が伝わりやすくなり、走りやすくなる
・トーションや重さの影響が少ない
滑りで試したこと
今回も色々と試しています。
その中でも特に意識したことは、「体幹」「腹圧」「芯のある姿勢」です。
今まで、苦手としていた芯のある姿勢にトライしています。
腹圧に関しては、前回のYouTubeのイベント動画にも登場しました玉尾プロからアドバイスをいただき、自分なりに軸がしっかりするように考えてみてます。
これにより、板への力の伝わり方に変化が起きたようにも感じています。
なお、今までのレポートで培ってきたものがあるからこそ、このときがあると思ってます。
以前の記事は下記のリンクから飛べます。
https://study-snow.com/tplate-summerevent/
T-plateフリースタイル用センタープレートの販売規格詳細
今回のテストを通して、T-plateのフリースタイル用センタープレートの販売が決定しました!
そして、今回使用したものを改良する予定とのことです。
以下、内容です。
・インサートホールの増設→超強力テープでの取り付け
・長さを伸ばす
超強力テープでの取り付けと、フリースタイル用の板の性能を考慮して、長さを伸ばし撓みやすくしている。
縦:260mm
幅:230mm
高さ:13.5mm
価格:7,800円(税抜き)
11月末頃に販売予定とのことです。
まとめ
今回試したフリースタイル用センタープレートは、とても良い効果をもたらしてくれました。
あとは、冬に使ってみないとわからないですが、サマーゲレンデでここまで体感できているのでとても楽しみです!
あと1ヶ月もしない間に軽井沢プリンススキー場がオープン予定ですね。
待ちに待った冬のシーズンです。
シーズン初めは混雑するので、事故を起こさず、怪我の無いよう気をつけて楽しみましょう。
筆者も準備を始めます!
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