今年もワークマン(workman)でスノーウェアが登場しました!
筆者が購入したワークマンのスノーウェアは2度目です。
以前に購入したスノーウェアの情報は、下記の記事に書いています。
2020-21モデルは、低価格帯の中では高機能でとても良い商品でしたね。
しかし、ワークマンは毎年製品が変わる中で、21-22モデル、22-23モデルは方向性が良くなく、購入に至りませんでした。
こうして少しワークマンから離れていましたが、今年の23-24モデルは原点回帰をするということで商品を見に店舗へ。
すると、ちょっと気になる仕様になっているではありませんか!
もう一度ワークマンのスノーウェアが気になりましたので、今回は購入してみました!
今回の記事では、スノーウェアを試着した写真と機能を紹介していきます!
ワークマンウェアのイージス防水防寒スーツの入荷状況
群馬県では、ワークマンのスノーウェア、イージス防水防寒スーツは2023年の10月上旬頃に一度、ワークマンプラスやワークマン女子にLサイズとLLサイズのみ店頭に入荷したみたいでした。
他県の情報は分かりませんが、群馬県の多く店舗ではこのような先行発売があったようです。
他のS、M、3Lサイズに限っては、11月23日から始まるワークマンのセールに合わせて19日あたりから入荷しているようですね。
もちろんLサイズとLLサイズも含めた全サイズです。
なお、入荷する店舗は抽選があるのだとかで、入荷できていないところもあるかと思います。
予め店頭に電話で在庫確認するのが間違いない方法かと思います。
なお、問い合わせする際には管理番号の【68515】をお伝えするとスムーズに検索してくれますよ!
ワークマンウェアのイージス防水防寒スーツの価格
早速ですが、気になる価格です!
ワークマンと言えば、低価格・高機能なことで有名ですよね。
まずは価格からです。
ずばり、その価格とは…
税込で、4,900円!!
です。
それも、上下セットで!!
筆者が以前に購入したモデルは、ジャケットのみで4,900円、パンツが2,900円で合計で7,800円(税込)でした。
機能性が良かったので、この価格でも十分に低価格でコスパ最強と言えましたね。
しかし、今回はその価格よりも大幅に安い!
2023年からは、物価の値上げ幅が大きく、スノー業界にも多大な影響がありました。
板やブーツに限っては、物によっては2、3万円程度の値上げがされているんじゃないでしょうか。
この値上げ、値上げの時代にも関わらず、この驚愕の低価格で商品を提供できるのは凄過ぎですね。
ワークマンウェアのイージス防水防寒スーツを試着
身長・・・178cm
体重・・・71kg
ウェア内の服装(上)・・・ビックサイズパーカー
ウェア内の服装(下)・・・薄めのワイドパンツ
スノーキャメル・・・3Lサイズ
実は、2023-24モデルのワークマン イージス防水防寒スーツは、少し特殊でして6種類あります。
しかし、全てがスノー系というわけではありません。
6種類それぞれの用途に合わせて考えて作られています。
ライディングライムグリーン=バイク系
アスレネイビー=アクティブ系
オーシャンオレンジ=フィッシング系
プロブラック=ワーク系
スノーキャメル=スノー系
なお、用途が別々と言っても、スノー系に使えないわけではありません。
しかし、カラーだけの違いではなく、形や性能自体が異なります。
例えば、スノー系にのみジャケットにウエストのパウダーガードが付いているなどです。
また、形はスノー系のみジャケットの丈が長く、安いウェア特有のモコ感も少なめで見た目はかなり良さげです。
他のタイプは、モコ感が強めで丈も短めでした。
例として、オーシャンオレンジの試着画像です。
中に着ている衣服が、上記のスノーキャメル試着時よりも薄いのに、同じぐらいかもしくはそれよりもモコ感が強めです。
ということは、厚めの衣服を着たらもっとモコモコに見えるかと思います。
なお、パンツに関しては、どれもモコ感強めですね…。
それでもスノー系のジャケットは、デザインもサイズ感も以前に購入したウェアより良い感じでした。
以前のモデルは丈が短く、サイズ感がタイトめでしたので…。
2023-24モデルは、上下セット4,900円なら、間違いなくかなり良い出来かと思います!
ワークマンウェアのイージス防水防寒スーツの基本性能
それでは、まずはジャケットとパンツに共通する基本性能について書いていきます。
商品タグ・洗濯表示タグ
※3Lサイズの商品タグ
上下セットの商品ですね。
手洗いマーク(40℃の水を限度に手洗いができる表示)と、自然乾燥マーク(日陰に濡れたまま吊り干すのが良い)が書いてますね。
サイズ
Sサイズから3Lまでのサイズ展開です。
他のタイプのイージス防水防寒スーツは、上記の数値とは異なります。
ちなみに3Lの着丈は、以前のワークマンスノーウェアや別のタイプと比較して1cm長いです。
衣服の表記の1cmは、実際の試着感想からするとかなりの違いになるので、見た目も良い感じになりました。
耐水圧・浸透度
・浸透度(表地)20,000g/㎡/24h
耐水圧とは
JISが定めた測定方法によって、生地表面がどのくらいの水圧まで耐えられるかを表した数値です。
数値が高いほど防水性に優れています。耐水圧10,000mmとは、素材に10mm四方×高さ10mの水柱を立てても水が染み出さないことを表しています。
※繰り返しの洗濯や使用時の摩擦によって機能は少しずつ低下します。
浸透度とは
レインウェアの蒸れにくさの基準です。
生地の素材1㎡あたりに24時間で何gの水分が透過したかを表す数値で、数値が高いほど蒸れにくくなります。※透湿は蒸れを軽減する機能であり、完全に蒸れないということではありません。快適な環境で作業する為の補助的な機能です。
耐水圧と浸透度は、スノーウェアの性能の中でも必要不可欠な確認ポイント。
この数値が全てではありませんが、最低ラインは確保したいところです。
耐水圧と浸透度で安いモデルでよくある数値が、だいたい耐水圧10,000mmと浸透度5,000g/㎡/24hぐらいです。
以前購入したワークマンスノーウェアがこの数値でした。
しかし、今回は価格が安くなっているにも関わらず、浸透度の数値が高くなっています。
浸透度が高いということは、蒸れにくいということです。
スノースポーツでは汗をかくことで体が冷えやすくなってしまうので、蒸れにくくなっているのはかなり嬉しいポイントと言えますね。
中ワタ入りで暖かい
ワークマンと言えば外作業などの職人の衣服から初めているので、やはり長時間、外にいることを考慮していると言えるでしょう。
値段の高いゴアテックス生地のウェアであれば薄くても保温性が保てるのかもしれませんが、特殊ですし、かなりお高いです。
この値段で考えたら、保温性を保つために中ワタを用いることは至って普通と言えるでしょう。
そのためモコ感は出ますが、その中でも比較的薄めにするように努力していると思います。
コスパの良い商品というのを知名度が高くなっても保ってくれてるのは、とてもありがたいところですね。
ワークマンウェアのイージス防水防寒スーツのジャケットの機能
ここではジャケットの機能を書いていきます。
ウエストパウダーガード・ハンドゲーター
ウエストパウダーガードやハンドゲーターとは、外部からの雪の侵入を防ぐためにしっかりと体に生地を密着させるものです。
ハンドゲーターに関しては、以前のモデルよりもしっかりと作られていて、しっかりと腕からの雪の侵入を防いでくれます。
ファスナー付き胸ポケット・大型ポケット・内ポケット
ファスナー付き胸ポケットは、左胸側にのみ付いています。
中は広めなので、大きめのスマートフォンでも安心して入れることができるでしょう。
大型ポケットはジャケット下部の両サイドに付いています。
ボタンで止めるタイプになっており、内部にはファスナーは付いていません。
内ポケットに関しては、サイズが大きいですがファスナーは付いていません。
一部をマジックテープで付着させることができます。
それでもゆるゆるなので貴重品を入れるのには少し心配です。
ホッカイロなどを入れて内部を温める用には良いかもしれませんね。
裾アジャスター
裾を絞る裾アジャスター機能が内蔵されています。
ウェア内への雪の侵入をより防ぎたいときには最適な機能でしょう。
パウダー滑走のときに効果を発揮しますね。
袖口ベルクロ
袖口ベルクロが付いていることで、大きめのサイズのものを買っても安心です。
腕だけ長くなるような見た目にはならずに済みます。
リフト入れ収納ポケット
残念ながらリフトケース入れが付いているわけではありません。
しかし、ICカードのリフト券なら収納ポケットに入れることで対応可能です。
フードアジャスター
フードアジャスターがあることで吹雪のときなどの寒さ対策に役立ちます。
紐を引っ張ることで簡単に調整できます。
ワークマンウェアのイージス防水防寒スーツのパンツの機能
次はパンツの機能です。
ブーツゲーター
パンツに付いているとありがたいブーツゲーター。
ブーツの中に雪が入ると非常に冷たくなります。
ブーツの外に被せるように使えば、雪の侵入を防げるので快適にスノースポーツを楽しむことができます。
裾ベルクロ
パンツの裾をマジックテープで止めることで裾の広さをできます。
見た目にも影響ありますし、雪の侵入を防ぎたければブーツに密着するようにしっかりと止めることもできます。
裾を調整できるのは細かな気配りとして嬉しいところですね。
ポケット
パンツのポケットには、ボタンが付いています。
しかし、ファスナーは付いていないので、雪が入ってくる可能性や中の物がポケットから出てしまう可能性もあります。
小物を入れるように使うには良いかもしれませんね。
ウエストゴム
ウエストにはベルトは付いていません。
ゴムで伸縮するタイプのウエストです。
大き過ぎるサイズのものだとウエストが絞まらない可能性もあります。
ベルトを別に用意すれば問題はありません。
デザイン面や機能面で惜しいと感じるポイント
ダブルジッパーにしてほしい
ジャケットのジッパーがダブルジッパーだとより良かったですね。
2023-24モデルのイージス防水防寒スーツはシングルジッパーでした。
シングルだと裾竹のところが完全に閉じているので、お腹あたりがダボったくなってしまいます。
中に着込んだ上に、ウェアが厚めの生地で丈の長さがあるものだと、生地の逃げ道がなくなると真ん中に生地が集中してかさばります。
見た目が悪くなってしまうので、ここはもったいない部分ですね。
ストレッチ性があまりない
ストレッチ性は少しある程度です。
無いわけではありませんが、以前ほど伸びはしません。
動きにくさはあまり感じませんが、ジャストサイズ過ぎると少し突っ張る可能性があるかも。
ベンチレーションがあるとより快適
イージス防水防寒スーツには、ベンチレーションはありません。
中ワタが入ってることもあり、内部に熱がこもる可能性はあります。
湿気を逃して、かつ熱を外へ出すことができるベンチレーションが有ればより快適だったかもしれないですね。
パンツの形やモコ感が残念
パンツのデザインが残念でした。
上下セットでこの価格で頑張ってくれているので、悪いというのもなんですが…
変に太くなり過ぎな形です。
もともとワイドパンツとしての形状にしているという感じではなく、中ワタの影響で太くなっているだけという印象です。
特にお尻はカボチャのパンツのような膨らみ方をします。
どうせならワイドパンツ形状にしちゃうか、もう少しスリムなラインにするかなど、デザインを気にしてもらえると製品としてもっと良くなりますね。
パンツの方が裾を擦るなどして消耗することが多いので、別売りで値段を上げてでもパンツの形は良くした方が売れると思います。
ポケットにファスナーをつけてほしい
ポケットが胸ポケット以外、ボタンのみというのが残念でした。
スノーボードは動きが激しくなったり、転倒も激しいと縦回転することがあります。
そうすると、ポケットから物を落とす可能性が高くなります。
人によっては車の鍵や貴重品を持ち歩くこともありますので、ポケットがしっかりと閉じることができるかは結構重要なところになります。
また、雪がポケットの中に入った状態でレストランに入ると、雪が溶けてビチャビチャに濡れてしまうこともあります。
そういったことを防ぐためにもポケットにもファスナーがあるとありがたいですね。
パンツのウエストパウダーガードがほしい
パンツのウエストパウダーガードがあると、着こなし方にバリエーションができるので、より多くのニーズを獲得しやすくなるかと思います。
特にモコっとするパンツでお尻が大きく見えやすいので、そのまま着ると背中が膨らんでしまいます。
こういったことを避けるためにもパンツにウエストパウダーガードがあるとありがたいですね。
また、パウダーガードがあることで雪の侵入も防げます。
ジャケットには裾アジャスターもあるので、ジャケットのパウダーガードを無くして、パンツに付けた方が良いのではないかとさえ思います。
カラーバリエーションを増やしてほしい
2023-24のイージス防水防寒スーツは用途別に6種類を出していますが、これをスノー系の形で色違いで出して欲しかったですね。
おそらく今回の形でワークマンのスノーウェアを出したら、とりあえず買うというお客様は増えるかと思います。
更にカラーバリエーションが増えたら、より多くのニーズを手に入れることができるはずです。
今後のワークマンに期待ですね。
まとめ
2023年11月23日からセールを開催するようです。
この間に売り出すために入荷しているところも多いと思いますよ!
良いサイズから無くなっていきますし、在庫はそれほど多くないと思います。
気になる方は、限定品ということもありますし、早めにワークマンの店舗に行くことをおすすめします!
また、実は今回紹介したイージス防水防寒スーツの他にも高性能なスノーウェアジャケットがあります。
イナレムプレミアム防水防寒コートという商品なのですが、こちらの性能を紹介してる記事もありますのでよろしければご覧ください。
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