スノーボード初心者の多くの方がこのリフトを降りるときに恐怖を感じるのではないかと思います。
スノーボードの最初の大きな壁とも言っても過言ではないでしょう。
一度経験した「怖い」という思いは、なかなか取り除くのは難しいところですが、何度もリフトを降りることができれば恐怖心は減るはずです。
そこで、今回はリフトが怖いと感じる理由と、その原因を解消するポイントをお伝えします。
この記事では、あくまでリフトの恐怖心を解決するための内容です。
そのため、リフトの乗り方と降り方については詳しく触れていませんので、基本的な乗り降りの仕方は下記の記事をご覧くださいませ。
スノーボードでリフトを降りるときに怖いと感じる理由
まずは、スノーボードでリフトを降りるのが、なぜ怖いと感じるのかを再確認しましょう。
・リフトの降り場が斜面になっているため
・スノーボード自体が自由が利きにくく、バランスが取りづらいため
・片足しかスノーボードに固定していないため
・転んだときにリフトが動いていることでぶつかる危険性があるため
・転んだときに後ろの人に迷惑がかかるため
・転ぶと痛いため
・転ぶと怪我をしてしまうのではないか、と考えてしまうため
これらがリフトを怖いと感じさせる主な理由と言えるでしょう。
全てではないかと思いますが、いくつか思い当たる方もいるのではないかと思います。
このような恐怖心を一つずつ解消するためのポイントをお伝えしていきますよ!
リフトが動くから怖いと感じる場合の恐怖心解消法
まずは、リフト側に原因がある場合を想定してみましょう。
・リフトの降り場が斜面になっているため
この二つが原因となるでしょう。
それぞれに注目してご説明していきます。
リフトが自動的に動きを遅くする
残念ながらリフトを止めてもらうことは、転んだときや危険と感じたときのようなときにしか対応してもらうことは難しいです。
しかし、リフトを止めることはできなくとも、スピードをゆっくりしてもらうことはできます。
これは、誰でもリフトの係員に声がけすることで対応してもらえます。
それでは、声がけの方法の仕方をお伝えします。
※乗るときもスピードを遅くしたい場合も、近くにいる係員にお願いするだけで遅くしてもらえます。
これで、リフト降り場にいる係員に声が通り、ゆっくりとしてもらえます。
なお、中には恥ずかしいと思う方もいるかと思いますので、そのような方に一言お伝えしておきます。
恥ずかしいことなんてまったくありませんので、しっかりと伝わるように声をかけましょう。
スノーボードのインストラクターは、初心者と一緒に乗るときに、受講者に確認して、要望がある場合は声をかけますので、 恥ずかしい行為ではありません。
リフトが動いているのが怖いと感じる方は、臆せずにリフトの係員に声をかけてみてくださいね。
また、声をかけることで後ろのリフトに乗っている人にも事前に伝わりやすくなるため、降りるときに気にしてもらいやすいです。
そのため、接触するのを事前に防ぎやすくなるでしょう。
また、自身がこのような経験をしておけば、仮に不慣れな方と一緒にスノーボードをする際にも、リフトの係員に声をかけてあげられる優しい人になれるかと思いますよ。
積雪量が多くなってからスキー場にいく
リフト降り場は基本的に斜面になっています。
この斜面を片足で滑らないといけないため、恐怖心を感じるのだと言えるでしょう。
このリフトの斜面が少し緩くなることがあることをご存じでしょうか。
実は、積雪量が多くなると斜面が緩くなりやすいのです。
全てのリフトに対して言えることではありませんが、雪が積もれば積もるほど、降り場の高低さがなくなっていき、斜面が緩くなることがあるのです。
もし、斜面に恐怖心を感じるのであれば、積雪量が多くなる2月頃が狙い目です。
雪が降ったときに行く
こちらも雪が積もることで高低さがなくなる可能性があるため、おすすめのタイミングです。
また、降雪量が多いときは、転んでも痛くなりづらいです。
そのため、恐怖心を減らしてくれることでしょう。
ただし、一方で雪が降りすぎてしまうと滑りづらくなってしまうので、大雪のときは避けたほうが良いかもしれません。
斜面の緩やかなリフトに乗る
リフト降り場の斜面が緩やかな場所もあります。
事前にスキー場のインフォメーションに聞いてみると良いでしょう。
このときには、【リフトの降り場】であることをしっかりと伝えてくださいね。
コースが初心者だからといって、リフトの降り場の斜面が緩いとは限らないこともあります。
また、高速リフトなどは乗っているときは速いですが、乗り場と降り場で速度がゆっくりになります。
ただ、高速リフトで行くコースは滑走距離が長かったり、斜度が少し急だったりすることもありますので、事前にコースのことを調べてから乗るようにしましょう。
スノーボードで滑ることに恐怖心を感じる場合の解消法
スノーボードで滑ることに恐怖心を感じるのは、初心者にとっては当然のことですね。
非日常のことをするわけですから、怖いのは当然です。
最初の章でお伝えした理由の中では、
・片足しかスノーボードに固定していないため
というのが該当してくるでしょう。
さらに言えば、片足で滑ることはとても難しいことですので、怖いと感じるのはごく自然のことと言えます。
ただ、ここに関しては理由がハッキリとしているので、片足で滑るスケーティングという技術の練習をすれば良いとも言えますね。
慣れていないから、恐怖心を感じやすいということです。
このスケーティングのやり方に関しては、下記の記事に詳しく書いていますので、まだ読んでない方は読んでみてください。
このスケーティングがちゃんとできるようになれば、恐怖心が減ることでしょう。
また、恐怖心を減らすポイントとしては、「目線」を気にしてみてください。
「目線を上げる」ことで視界広くなり、スピード感も感じにくくなります。
逆に下ばかりを見てしまうと、スピードが出ているように感じて怖くなりやすいので、体が後ろに引きがちになりやすいです。
目線が下を見ている方は、上げることを意識してみることをおすすめします。
リフトで転ぶことが怖いと感じる方の恐怖心緩和法
リフトで降りるときに転ぶこと自体が怖いと感じる方もいるかと思います。
残念ながら転ぶこと自体の恐怖心を解消することは、とても難しいところです。
ただ、少しでも緩和できたら、と思いますので、筆者が考える緩和方法をお伝えしていきます。
大体の方は、この「転ぶ」ことによって起こる「リフトにぶつかる」「後ろの人に迷惑がかかる」「痛み」「怪我の可能性」というところに恐怖心をいただくのだと思います。
一人でこの恐怖心を緩和する最大の方法は、先程お伝えした【リフトをゆっくりしてもらう】【スノーボードに慣れる】という方法です。
特にリフトをゆっくりしてもらえさえすれば、滑らずとも歩くように移動することも可能です。
他には、他者の力を借りるというのもおすすめの方法です。
スノーボードスクールのインストラクターや、アシストができるほどの知人にサポートしてもらうことで、安心して降りることができるでしょう。
ただ、毎回のように手伝ってもらうことは、なかなかできないことです。
そこで、もう一つ少しでも恐怖心を緩和するための方法をお伝えします。
それは、「転んでも普通、成功したらラッキー」と思う、ということです。
転ぶことは恥ずかしいことではないですからね。
ただ、転んで痛い思いだけはしないように、転び方には気をつけましょう。
ポイントは、「小さくなって転ぶ」ことです。
転び方の詳細は、下記の記事に書いていますよ。
また、転んだあとの対処法を知っておきましょう。
転んだあとの対処法に慣れていれば、転んでも焦ることなく、すぐに対処できるので恐怖心が減るかもしれません。
※頭を上げてしまうと、動いているリフトの椅子が後頭部にぶつかってしまう可能性がある
※前よりも斜め横に動いた方が、後ろの方に迷惑がかかりづらく、リフトの動作範囲から逃れることができる
このようにリフト降り場付近から即座に逃れられればとくに問題は起きないでしょう。
まとめ
スノーボードのリフトの降り方の恐怖心解消法をお伝えしてきましたが、使えそうなものはありましたでしょうか。
まず誰でも簡単な方法ですので、【リフトをゆっくりとしてもらう】ことはぜひトライしてみてください。
恥ずかしい気持ちはわかりますが、ゆっくりしてもらうことで少しずつ降り方の感覚をつかむことができます。
ただ、根本的な解決法としては、技術を磨くことが一番ではあります。
重要なのは、片足で滑る際の感覚を磨くことです。
それは、スケーティングの練習で解消できることでしょう。
斜面でスケーティングをして転ばなくなりますと自信もつきますので、ぜひスケーティングの練習も含めてトライしてみてくださいね。
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