スノーボード初心者必見!怪我しづらい転び方の基本とプロテクターの重要性

スノーボード初心者必見!怪我しづらい転び方の基本とプロテクターの重要性 初心者

今回からは、スノーボード初心者向けの内容を配信していきます。

まずは、スノーボード初心者に必ず見ていただきたい、「転び方」についてお伝えしていきます。

スノーボードを楽しむためには、怪我をしないことがとても重要です。

そして、できるだけ痛みを感じないことが楽しむためのポイントとなるでしょう。

痛みを少しでも軽減できるように、痛みを感じにくい「転び方」を伝授していきます。

そして、痛みを感じないように必須のアイテムである「ヒッププロテクターの重要性」もお伝えしていきますよ!

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スノーボード初心者の心得:前側の転び方

スノーボードは、板に対して横向きに立つスポーツです。

そのため、滑る際に前側後ろ側が存在します。

前と後ろを説明する図

ということは、当然、転ぶときにも前側と後ろ側が存在するということです。

順を追って、前側と後ろ側の転び方をお伝えしていきます。

まずは、前側の転び方からご説明していきます。

■前側の転び方
1.ひざを曲げて、体を小さくする
2.顔は上げたまま前側に滑り込むように転ぶ
3.脚はひざを曲げて板を雪面から離す
前側の転び方

これで完了です。

野球のヘッドスライディングを意識してもらえると、わかりやすいでしょう。

前側に転ぶ際に重要となるポイントは、【ひざを曲げて、体を小さくすること】です。

高い姿勢のまま転んでしまうと、とても痛いです。

◆高い姿勢で転ぶイメージ

高い姿勢で転ぶ

そのため、極力ひざを曲げて低い姿勢を作って転ぶようにしてみましょう。

そして、顔を上げて前に滑り込むように転ぶこともできるとなお良いです。

顔を上げて転ぶイメージ

このように滑り込むことで衝撃をいなすことができます。

ただ、スノーボード初心者の方は勘違いしやすいこともありますので、もう一歩踏み込んで書きます。

「飛び込む」のとは違うので注意してください。

飛び込もうとすると、上斜めに飛んでしまうため、「バタン」と雪面に叩きつけられるようになり、痛い思いをしてしまいます。

飛び込んで転んだときのイメージ

スノーボード初心者の心得:後ろ側の転び方

前側の次は後ろ側です。

スノーボードは、前側と後ろ側で転び方が異なりますので、どちらに転んでも大丈夫なようにしっかりと転び方をマスターしましょう。

■後ろ側の転び方
1.脚を曲げて、体を小さく丸まるような姿勢を作る
2.おへそを見るようにして、頭も体も丸まる
3.お尻から転がっていく ※常におへそを見たまま
4.両腕を体の横の雪面に着けて、脚を上げながら板を雪面から離す
後ろ側の転び方

これで完了です。

柔道の受け身をイメージすると、やりやすいでしょう。

後ろ側に転ぶ際のポイントは、【おへそを見るようにすること】です。

このようにすることで、後頭部を雪面にぶつけづらくなります。

後頭部を雪面にぶつけてしまうと、最悪の場合、脳震盪を起こすこともありますので注意したいところです。

そして、スノーボード初心者には、【ひざを曲げて小さくなること】【お尻→背中の順に転がるこを】も意識してもらいたいところです。

お尻から転がる図

このようにひざを曲げることで、お尻が雪面に近くなるため、衝撃を緩和できます。

高い姿勢のまま倒れて雪面にぶつけてしまうと、衝撃が大きく、とても痛い思いをしますからね。

スノーボードで怪我の多い箇所

スノーボード初心者のための転び方をお伝えしましたが、なぜこの転び方が大切なのかわかりますでしょうか。

転び方が重要な理由は、怪我を極力避けるためです。

この転び方をしたからと言って怪我をしないとは限りませんが、怪我をする可能を少しでも減らすことができます。

そして、スノーボードで怪我のしやすい部位を知っておくことで、気をつけるべきポイントがわかりますよ。

ということで、怪我のしやすい部位をお伝えしていきます。

下記は、2018/2019シーズンでスノーボードの傷害部位のグラフです。

2018-2019シーズン スキー場傷害報告書【部位】

出典:2018/2019シーズン スキー場傷害報告書

毎年怪我の部位の順位は変動しますが、通年通して特に多いのが手首です。

謝った転び方をすることで、肩や手首から雪面に着いてしまうことがあります。

肩の場合は、自身から着きにいくことは少ないでしょう。

しかし、手首は危険を察知して、つい前に出して雪面に着けにいってしまうこともしばしばです。

この影響で手首を負傷しやすいのです。

スノーボードで怪我をしないように無理に手から着けにいかず、できる限り正しい転び方をするようにしましょう。

スノーボードで怪我のしやすい時間帯

スノーボードで怪我の部位について触れたので、それに併せて知っておいていただきたいのが、怪我のしやすい時間帯です。

下記のグラフをご覧ください。

2018-2019シーズン スキー場傷害報告書【時間】

出典:2018/2019シーズン スキー場傷害報告書

このグラフから読み取れるとおり、「11時~12時」「14時~15時」頃に怪我が起きやすいとされています。

午前中の怪我に関しては、体が暖まっていない状態、もしくは準備運動をしていない状態で滑り出したときに怪我につながることが考えられます。

転び方だけではなく、準備運動も大切ということがわかるでしょう。

初心者の方は、準備運動をおそろかにしてしまいやすいので注意してくださいね。

また、午後の時間帯は、疲労が関係していることが多いように思います。

通常とは異なる姿勢を作るため、長い時間スノーボードをしているとどうしても疲れが生じます。

疲れると思い通りに体が動かず、転倒や関節への負荷によって怪我に発展してしまうのです。

しっかりと休憩を入れながら、滑るようにしましょう。

スノーボード初心者におけるプロテクターの重要性

残念ながらスノーボードの転び方を正しくできれば絶対に痛くないのか、と言えばそういうことではありません。

雪が硬くなっている場合は、転倒すると痛みを感じます。

この痛みがやっかいであり、モチベーションを低下させる原因になるとも言えます。

痛みを緩和して楽しく滑るために、役立つのが「プロテクター」です。

なかには、プロテクターは中級者、上級者が使うもの、と思っている方もいることでしょう。

しかし、実は初心者にこそ使ってほしいのです。

初心者のうちは、体をまだ上手く扱うことができずに、体に無駄な力を入れてしまうことも多くあります。

そして、スピードが出てない状態も相まって、転倒した際に大きな衝撃を受けやすいです。

逆にスピードが出ていると雪面にぶつかるというよりも、転がる・滑っていく、ということが多いので衝撃が逃げやすく、場合によっては痛みを感じにくいのです。

このことからも痛みを感じやすい状態は初心者にこそあると言えます。

ぜひ、プロテクターを装着することをおすすめします。

ただ、プロテクターもタダではありません。

結構値段が高くて、全ての箇所のプロテクターを買うのは、大変と言えるでしょう。

そこで、【ヒッププロテクター】(ケツパット)だけでも良いので、装着することを強くおすすめします。

初心者の内は、ヒッププロテクターは必須と言えるほどのアイテムです。

初心者は必ず転び、お尻をつけてしまいますからね。

ちなみに商品としては、下記のようなものがヒッププロテクターになります。

上記のものでも比較的安めな方です。

もしこれでも高いと感じる方や、中古でも良いという方は、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」というスポーツの扱いのあるブックオフとかに行くと、中古品で安ければ1,000円以下で購入することも可能です。

無いよりは有ったほうが楽しみやすいので、ぜひ用意することをおすすめします。

そのほかに装着していると良い箇所は、「頭部」「ひざ」「上半身」です。

「頭部」のプロテクターは、ヘルメットです。

このヘルメットの装着率は、日本ではまだ普及率が低いと言えますが、海外ではヘルメットの普及率が高く、多くの方が装着しています。

できることなら、装着したいですね。

特にお子さんには装着をさせるようにしましょう。

「ひざ」と「上半身」のプロテクターは、装着しなくとも大丈夫な範囲ではあります。

ただ、あるに越したことはないので、怪我を少しでも防ぎたい方は装着するようにしましょう。

まとめ

スノーボードをする上で、転び方を知っておくことはとても重要なことだということが伝わりましたでしょうか。

正しい転び方ができると、痛い思いを少しでも緩和することができるでしょう。

そして、スノーボードを楽しむのであれば、やはりお尻のプロテクターの【ヒッププロテクター】を装着していただきたく思います。

ヒッププロテクターで痛みを軽減できるので、臆することなく転倒して練習することができます。

これが上達の秘訣とも言え、上達することでできることの幅が広がるので、初心者こそぜひ【ヒッププロテクター】を装着を検討してくださいね。

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