スノーボードのウェアを扱うメーカーはとても多く、形も様々。
そのため、どのウェアで個性を出すこともできます。
最近ではすっきり目のウェアが多く、腰履きパンツの流行から離れがちです。
しかし、スノーボードはチャラいイメージを持つ時代が確かにあり、今でもその姿が好きな方もいるかと思います。
そして、一周回って腰履きパンツの時代がまたくるかもしれません。
メーカーによっては、このスタイルにこだわりがあるように思うところもあります。
そこで、腰パンウェアの履き方をご紹介していきます。
カッコイイスタイルを出す着こなし方を考えていきましょう!
スノーボードウェアの傾向
最近のスノーボードウェアの傾向としては、細身のウェアが人気を集めています。
そして、色もアースカラーが多く、派手な色よりも落ち着いた色の傾向が目立ちます。
しかし、数年前はこの傾向とは逆であり、腰パンウェアにダボダボのサイズ、色もド派手なものがたくさんありました。
「ちょい悪で、チャラいのがスノーボード」というイメージの時代です。
私もド派手で腰パンウェアを履いていた時期があったものです。
スノーボードはトリックや地形で遊ぶなど、自由に遊ぶ幅が広い部分もあり、少し崩した着こなしがより一層カッコ良く見せます。
今は、時代の流れとともに「スタイリッシュ」な姿でさりげなく技術で魅了する時代になったこともあり、落ち着いたウェアになってきました。
このように時代が移り変わってきており、ウェアも進化していることから、より細身に見せるウェアが出てきています。
ただ、スノーボードのイメージやカッコイイと感じるポイントは人それぞれです。
「腰履きこそカッコイイ」と感じる方も少なからずいることでしょう。
この「カッコイイ」こそがスノーボードにおける楽しさだの一つだと言えます。
ゲレンデは、普段過ごしている場所とは違う場所だからこそ、自身の思い描くおしゃれを実現してみましょう。
そして、ダボダボスタイルや、腰履きスタイルが再流行する可能性も0ではありません。
現在でも、腰履きスタイルのウェアを出しているメーカーもあります。
今回は、ダボダボスタイルの着こなし方や、腰パンウェアの履き方をお伝えしていきます。
スノーボードのおしゃれ!ダボダボスタイルのウェアの選び方
ダボダボスタイルにするために、スノーボードウェアの履き方の以前に選び方が重要です。
ダボダボウェアを選ぶ際のポイントは、パンツに注目することです。
ジャケットに関しては、適切なもので問題ないです。
しかし、パンツは【太めのウェア】であり、【サイズを大きめ】にしてみてください。
太めのウェアは、時代の流れとして流行から離れてきていますが、海外のウェアであれば、日本人と外国人の体型の違いから太めのウェアを探しやすいです。
メーカーで言いますと、「TECNINE(テックナイン)」や「686(シックスエイトシックス)」などです。
他には「BURTON(バートン)」「VOLCOM(ボルコム)」「32(サーティーツー)」などもあります。
※最近の「バートン」や「ボルコム」のウェアは細身のモデルが多くなってきているため、太めのモデルは少なくなってきています。
このような海外メーカーの太めのパンツを探してみてください。
そして、サイズは「ワンサイズ大きめ」を選びます。
これは体型の違いもあるため一概に言えないところですが、サイズがぴったりの場合はダボっとしているように見えづらいです。
サイズは大きめを選択することが、ダボダボスタイルにするポイントです。
また、中に着る服のことも考えましょう。
雪山に行くので、「ある程度厚着すること」「プロテクターを着ること」も考慮してウェアのサイズを決めましょう。
できることなら、実際にウェアの中に着る服装を着て試着することをおすすめします。
正確なサイズ感を確認することができます。
また、サイズ感の他に、動きやすさも確認しておきましょう。
腰履きした場合、ウエストラインが下がるため、脚が開きづらく感じることがあります。
多少は目をつむることも必要ですが、「脚が前に出しづらい」「しゃがもうとしたときにウェアが破けそうに感じる」などの場合は、違うメーカーが良いかもしれません。
もしくは、サイズをもうワンサイズ上のものを履いてみると良いでしょう。
スポーツであることが大前提ですので、ある程度は動けるようなものを選んでくださいね。
また、ジャケットは、上下どちらからでも開けるダブルジッパーのものがおすすめです。
シングルジッパーのものは、ウエスト部が膨らんで見えることがあります。
その点、ダブルジッパーは下を開けることで膨らみを緩和でき、シルエットもカッコ良く見せることができます。
海外のスノーボードウェアは腰パンの履き方ができない?
海外のスノーボードウェアを試着した際に、恐らく多くの方が気になるであろうことがあります。
それは、ウエストのパウダーガードが付いていないことです。
※パウダーガード・・・雪の進入を防ぐための防水性のある薄い布のこと
日本のメーカーのほとんどにはパウダーガードが付いていることがほとんどですが、海外メーカーのウェアには付いていないこともしばしばです。
これでは、ダボダボスタイルとして着こなすための腰パンの履き方ができません。
しかし、海外のウェアでも腰パンができるよう「別付きのパウダーガード」があります。
「ANTHEM(アンセム)」というメーカーは、このようなかゆいところに手が届くアイテムを多く作っています。
別付きのパウダーガードは、ベルトループにベルトを通すことで、パウダーガードが付けられます。
海外メーカーのウェアを購入する際には、別付け用のパウダーガードも併せて購入することをおすすめします。
国産ブランドでもダボダボに着れる腰パンウェアが格安で購入できる
2020年ほどから安くて性能もしっかりしているということで人気が出ているウェアブランドがあります。
そのブランドとは、OCstyleです。
スノー用品の他にもアウトドア商品などにも力を入れているため、年間通して人気を集めています。
そして、スノーウェアに関しては、種類やカラーも豊富な上に通常サイズでも3XLまで取り揃えています。
その中でも、ジブパンツシリーズは大きめのダボダボスタイルを出しやすいですし、ウエストのパウダーガードも付いているので腰パンもできます。
このシリーズは、特にグラトリやパークユーザーに支持を得ていますね。
また、他にもキングサイズのウェアもあり、4XLと6XLの取り扱いもあります。
スノーウェアでここまで大きなサイズのウェアはあまりありませんので、とてもありがたいことでもありますね。
腰パンウェアの履き方!おしゃれなパンツの着こなし方
カッコ良くダボダボのスタイルを出すためにウェアの着こなし方をお伝えしていきましょう。
腰パンウェアの履き方のポイントは、「パウダーガードを腰の位置で履くこと」です。
パウダーガードは雪の進入を防ぐものだからと、腰よりも高めにし、ウエスト辺りで着用している方もいることでしょう。
しかし、パウダーガードは基本的に腰辺りで履くように考えて作られています。
そのため、パウダーガードがチラ見えしたときにおしゃれに見えるよう、柄やカラーが付いているものが多くあります。
このことからも、パウダーガードを腰の位置で履いてみてください。
これでパンツのウエストラインが下がり、腰履きに見えるはずです。
ウエストラインのベルトの締め具合に関しては、多少緩めで問題ないでしょう。
キツく締めすぎると動きづらくなりますので、下に下がりづらい程度で止めます。
そして、ウェアの裾にあるパウダーガードは、必ずブーツの外側に被せましょう。
せっかくダボっとしてカッコ良く見せているのに、ここの部分が初心者のように見えてしまっては、もったいないです。
細部までカッコ良く決めましょう。
ダボダボ・腰履きスタイルのデメリット
ダボダボや腰履きスタイルには、下記のデメリットがあります。
この2点は、ダボダボ・腰履きスタイルのウェアを着る上で頭に入れておいた方がいいでしょう。
パンツの裾を踏みやすいところが一番の難点です。
そのため、ウェアが傷みやすく、寿命が早くきてしまいます。
やはりおしゃれにこだわるのであれば、裾がボロボロになっているのは避けたいところです。
少しでもダメージを緩和するためには、雪面以外で歩くときに裾をまくり上げることです。
まくると言っても、一度だけ大きめに折り上げるだけで大丈夫です。
パンツが地面に擦らない程度まで上げましょう。
雪面の場合は柔らかいので傷みづらいですが、コンクリートの上など硬いところで擦る、または踏みつけると傷みやすいです。
できることなら雪面でも避けた方がより良いことは確かです。
このようにパンツの履き方だけに気を取られずに、裾にも気を遣うようにしましょう。
また、人によっては好かれないことがある、ということですが、これは当然と言えば当然です。
一般的にも腰パンを嫌う人はいます。
しかし、周りの目を気にする必要はありません。
悪いことをしている場合は問題がありますが、ファッションです。
自身が着たいと思えるものを着ることが悪い、ということはないでしょう。
それがモチベーションにつながり、楽しさになるのであれば気にしないことが一番です。
同じ感性を持つ方もいるはずですので、そのような方にカッコイイと思ってもらえるようおしゃれに着こなしましょう。
細身の腰パンスタイルができるスノーボードウェアブランドがある?
最近のトレンドに合わせて、細身で且つ腰パンスタイルができるスノーボードウェアブランドがあります。
そのスノーボードウェアブランドは、「MARQLEEN(マークリーン)」です。
このガッシュのデザイナーさんが独立して、マークリーンを立ち上げ、今でも腰履きスタイルを維持しつつ多くのファンをつけています。数年前は、腰履きスタイルのウェアとして、「GUSH(ガッシュ)」というブランドが選ばれることが多い時期がありました。
ジャケットも長めのものもあり、腰履きに合わせることでAラインに見せるカッコイイシルエットが仕上がります。
それだけではなく、耐水圧も高く「30000mm」という驚異的な数字を出しています。
※通常の耐水圧は、10000mm程度あれば十分とも言えます。
機能にもこだわり、そしてデザイン性にこだわっているので、ぜひ一度試着してみてもらいたいブランドです。
その分値段も高いため、悩む方も多いかと思いますが、マークリーンのウェアを着こなせればおしゃれに決めることができるでしょう。
スノーボードの滑走日数が多くなる方は、ぜひとも検討してみてください。
ダボダボ・腰履きスタイルのスノーボードウェアをおしゃれに着こなそう
ダボダボ・腰履きタイプのスノーボードウェアを選び方は、【太めのパンツ】【大きめのサイズ】にすることです。
その際には、プロテクターや中に着る服装のことも頭に入れておいてください。
その上で試着することが間違いのないウェアの選び方です。
そして、ウェアの履き方として着こなすポイントは、パウダーガードの位置を気にすることです。
また、パンツの裾を傷めないように注意しておくことで、おしゃれを継続できます。
楽しいスノーボードライフを送るためにも、おしゃれにも意識してみてくださいね。
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