【アマ王公式】スノボ学レッスン!セッティングの見直しあり!どこまで上手くなる?

【アマ王公式】スノボ学レッスン!セッティングの見直しあり!どこまで上手くなる? イベント

2019-20シーズンのアマ王(アマチュア王座決定戦)のイベントとして、大会翌日に当サイトスノボ学が無料でビギナークラスのレッスンを行いました!

無料ということもあって、数日で定員に達しました。

嬉しかったですね!

SNSで、「いいね」や「シェア」、「リツイート」してくださった方々、本当にありがとうございます!

まずは感謝をお伝えさせていただきます。

話が逸れましたので、本題に戻ります。

今回、無料ビギナーレッスンで「どんな内容を行ったのか」どのくらい上達できたのか」ということを、書かせていただきます。

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スノボ学無料レッスンのエントリーの流れ

今回は、私個人のレッスンということもあり、私の考える滑り方をベースにレッスンを行いました。

そのため、通常のスクールなどで行うレッスンとは、多少異なる方法を取り入れています。

また、ビギナーレッスンということで、第一の目標は「カービングターンを体感する」ということにしました。

その後は、「より力強いカービングを体感する方法」をお伝えして、各個人にアドバイスをするという方法にて取り組んでいます。

それではまず、エントリー時の流れからお伝えします。

今回は、顔も合わせたことのない方とのレッスンになるということでしたので、メールでのやり取りの段階で下記のことを任意で確認することから始めました。

レッスン内容確認
・滑走レベル
・悩み
・目標
・重点的に教えてもらいたいこと
・セッティングの確認
・備考

この項目をそれぞれ答えの例を添えて記載し、確認しています。

参加者の皆さんは、快くお答えしてくださいましたので、事前に簡単な情報を収集することができました。

また、セッティングを見直したいという方は、集合時間を少し早めに設定し、レッスン時間前に集合することにしています。

こうして、参加者個人とのやり取りをし、前日に簡易的なタイムスケジュールを送らせていただいて当日を迎えることになりました。

レッスン当日!セッティングの見直し

レッスン当日に、予定の時刻どおり集合。

まずは、セッティングの見直しから行いました。

セッティングと言っても、主にセンタリングを見直しました。

センタリングとは、バインディングの取り付け位置の調整のことです。

バインディングのメーカーやモデルによって、設定の仕方は異なりますが、基本的にはビス(ネジ)の取り付け位置によって変更できます。

■センタリング調整の例:

センタリングの例

このセンタリングは結構重要です。

多くの方が、カカト寄りにセッティングしやすい傾向にあります。

カービングで大きく板を立てることになる場合、カカト寄りにし過ぎるとヒールカップが雪面に当たりやすくなったり、板の上にバランス良く乗ることがしづらかったりという影響があります。

そして、ヒールカップの素材は硬い傾向にあるため、雪面と接触すると弾かれやすいのが難点です。

しかし、だからと言ってつま先側に異常に出し過ぎても支障が出るので、やり過ぎ注意です。

今回はこのことを考えて、ブーツのつま先とヒールカップの出具合を見比べて各個人のセンタリングを見直ししていきました。

また、人によってはフォーワードリーン(ハイバックの角度)も確認しました。

理由は、フォーワードリーンを入れ過ぎてブーツのカカトとヒールカップに隙間がある方がいたからです。

■フォーワードリーンをマックスに入れている画像

フォーワードリーンマックスの画像
※このバインディングは赤丸で囲んでいるところで調整

■カカトとヒールカップに隙間ができている画像

カカトとヒールカップに隙間ができている画像

上記のようにブーツのカカトとヒールカップの間に隙間ができることがあります。

また、フォーワードリーンを入れすぎると、ハイバックとヒールカップの間にも隙間ができることがあります。

■ハイバックとヒールカップの隙間の画像

ハイバックとヒールカップの隙間
※多少だが、ハイバックとヒールカップの間に隙間ができる

これら上記のように「ブーツとヒールカップの間」や「ハイバックとヒールカップの間」に隙間が大きくできることで起こる弊害があります。

それは、ブーツが少し前に押し出されてしまうことです。

ということで、このようになっている方には、ブーツのカカトがしっかりヒールカップにフィットしつつ、ハイバックがブーツにフィットするように調整しました。

その変化の画像を貼り付けます。

■全体の画像

フォーワードリーンを調整した画像
※フォーワードリーンのメモリを2,3メモリ立てるほうにズラしているが、ブーツにしっかりとハイバックがフィットしている

■カカトとヒールカップとの隙間

カカトとヒールカップの隙間がほとんどない画像
※カカトとヒールカップの隙間がほとんどなくなり、フィット感が向上している

■ハイバックとヒールカップの隙間

ハイバックとヒールカップの隙間が少なくなっている画像
※ハイバックとヒールカップの隙間が少なくなっている

このように変化することで、ブーツのつま先の出具合が大きく変わります。

■フォーワードリーンがマックスのつま先の出方

フォーワードリーンがマックスのときのつま先の出方

■フォーワードリーンを調整したあとのつま先の出方

フォーワードリーンを調整したあとのつま先の出方

※バインディングやブーツの種類、サイズなどで感覚が変わるため、全員が同じ効果であるとは限りません。

このようにつま先の出る量が変わるため、板の幅の中に収まりやすくもなり、ドラグがしずらくなる効果が期待できるのです。

また、調整したあとは、ストラップの位置も調整することをおすすめします。

ストラップの位置調整
※大概のストラップは、赤丸のところで位置の調整ができる

なお、フォーワードリーンの調整した方の中には、ふくらはぎの痛みがなくなったという声もありました。

※フォーワードリーンをマックスに入れることが悪いわけではありません。
求めるもの次第で考えは変わってきます。

このようにセッティングの見直しをしていきました。

こうしてレッスン開始時間ギリギリまで確認を行い、なんとか全員見直し完了。

その間、見直しし終わってレッスン開始までに時間がある方は、トイレや準備運動・ストレッチなどを行っておくようお願いしています。

こうして、遂にレッスン開始となるわけです。

スノボ学無料レッスン午前の部|カービングの基本から!

レッスン時の写真

スノボ学レッスンの開始です。

午前の部でまず行ったことは、私の簡単な自己紹介と、「カービングとは?」というところの簡単な説明をするところから行いました。

そして、スマホによる撮影の許可もいただきました。

動画に関しては、自身がどのように滑っているか、どのように変化があったのかを明確に知ってもらうことを目的に要所で撮影しました。

また、今回のイベントを通して、スノーボードをする仲間を増やしていただきたいとも思っていましたので、リフトには2人で乗って、できることなら知らない方と乗ることをお願いしています。

「世間話や滑りで気になることなど、この場を通して情報収集するといいですよ!」という話をして、スノーボードの楽しみ方の幅を広げることもお伝えしました。

そして、他の滑走者との接触しないための確認や滑り出しのタイミング、待機する際の位置などの注意点も説明。

このように一通りポイントをお話しして、リフトに乗って、実際にコースへ。

まず1本目は、コースの確認とアップということで、自由滑走としました。

2本目は、参加者全員の滑りを見るため、一人づつ滑走してもらい、動画撮影もしました。

実際に見てみると、参加者皆さんは思ってる以上にカービングされていてビックリ!

ただ、今回多くの方が共通していたことがあったので、まずはそこの改善を図りました。

最初のレッスン内容は、「指差しターン」です。

指差しターンとは、前側の腕で進行方向に指を差し続けてターンをしていくことです。

多くの方が共通していたのは、ヒールサイドターンで「目線が途中で止まってしまうこと」「体が遅れて動いていること」でした。

この修正に指差しターンは有効な方法の一つです。

また、この指差しターンをする際に、体の軸を少し傾けること意識してターンすることもお伝えしました。

簡単に説明しますと、

・ヒールサイドの指差しターンのやり方
1.思っている以上に早めに目線と前の腕でターンの進行方向内側に指を差していき、最後まで指を差し続ける
2.少しだけ体の軸を(まっすぐ立った状態で)傾ける
・トゥサイドの指差しターンのやり方
1.ターンを始めるときにおへそ辺りを体の正面側に出して、少し体の軸を傾ける意識を持つ
2.進行方向に指を差し続ける

ヒールサイドは、背中側に目線と指を差していくことになるため、動きが遅くなります。

そのため、思っている以上に早く動かすことを意識してもらいました。

また、トゥサイドに関しては、ターンの開始時におへそ辺りを前に出すことを意識してもらっています。

■指差しターンのイメージGIF動画
指差しターンのGIF動画

この方法を行うことで体感していただいたことは、

・ヒールサイドで板がバタつきにくくなる
・板は傾けば勝手に曲がってくれる
・周りが見える

です。

まずは、このようなカービングの基本となる動作を午前中の時間の3分の2を使って体験してもらいました。

そして、午前中の残りの時間を使って、午後につながる力強いカービングターンをするための基本姿勢をお伝えしています。

中には「基本姿勢で滑りが変わるのか」と思われる方もいるかもしれませんね。

基本姿勢の作り方次第では、あまり変化を感じないこともあるでしょう。

ただ、今回私がお伝えする力強いカービングターンは、基本姿勢が重要になってきます。

細かなことは割愛させていただきますが、簡単にお伝えしますと「いつでも板を雪面に(自身の重さで)踏みつけているポジショニング」といった感じです。

この基本姿勢は、以前の記事に私の考えを書いています。

こちらの記事の最後の章の「筆者が行っているカービングターンの基本姿勢」にて詳しく書いています。

この基本姿勢を作り、午後の部につなげました。

スノボ学無料レッスン午後の部|どのくらい変化したの?

1時間の休憩をしたあとに、午後の部を開始。

午後の部に関しては、午前中に行った基本姿勢から「体を傾ける方法」をお伝えして、力強いカービングターンを行いました。

ここでは詳しい方法を割愛させていただきます。

ただ、午前の部でお伝えした基本姿勢を最大限に活用した体の傾き方のため、少ない動きで力強いカービングターンを可能とした動きとなっています。

まずは、ワンターンで練習。

片側づつ念入りにターンの練習を行い、感覚を感じ取ってもらいました。

その後、トゥサイドとヒールサイドをつなげて、連続ターンを行っていきました。

それでは、ここまでのレッスンでどのくらい変化したのでしょうか?

抜粋したものをGIF動画として挙げます。

レッスンの変化の動画パート1
※どちらのターンも体の傾きが大きく取れるようになり、ターンのカーブ感が大きく向上している

レッスンの変化の動画パート2
※特にヒールサイドターンで体の傾きが大きく取れるようになり、ターンの後半で板が推進していることがわかる

上記のGIF動画で補足してお伝えしますと、「before」は朝一のため雪面状況は良好、「after」はお昼過ぎのため雪面状況が多少荒れてきている状態です。

このように雪面状況が悪くなってきているにも関わらず、このような変化がわかる動画を残した方もいます。

なお、今回のレッスンで多くの方に感じてもらったのは、「ターンのキレの良さ」「グリップ力の強さ」です。

中には、上記のGIF動画のように「板が推進する感覚」を感じた方もいました。

このような変化を感じてもらいながら、無事1日のレッスンが終了となります。

まとめ

今回は、アマ王公式の特別企画ということで、急遽開催したイベントにも関わらず多くの方の反応があり、とても嬉しく思いました。

ご参加していただいた方、告知に対して反応をしてくださった皆様、誠にありがとうございます!

また、参加者に関しては、イベントを通して「カービングの楽しさ」や「人との繋がり」を感じてもらえたとのことでしたので、大成功と言えるでしょう。

なお、スノボ学のイベントは、今後どのように活動するかは未定となります。

個人でレッスンをしてほしいという場合は、個人的にお問い合わせしていただければ場所や日程などの条件もありますが対応することも可能ではあります。

イベントに関しては、今後活動する機会があれば、このようにカービングターンの上達の手助けをさせていただくことを考えていますので、またの機会がありましたらぜひご参加してもらえると嬉しいです。

今後ともスノボ学をよろしくお願いいたします。

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