スノーボードのバインディングの正しい履き方・外し方!カッコイイ装着法も紹介

スノーボードの履き方を試している画像 初心者

スノーボードは言わずもながら、乗り物です。

しかし、サーフィンと違い、ただ乗るだけではなく、スノーボードをブーツに固定させる必要があります。

その際には、バインディングという留め具でブーツを固定する必要があるのですが、その方法を知らない方も多くいます。

そこで、スノーボードのバインディングの装着方法を知らない方のために、正しい履き方をご紹介していきます。

そして、最後にはウェアのお尻が濡れない、カッコ良く装着する方法も教えちゃいますよ!

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スノーボードの履き方 ステップ1:用具を理解しよう!

スノーボードのバインディングの履き方をお伝えする前に、まずはスノーボードの用具についてご説明していきます。

今後スノーボードをしていく上で、よく使われる用語ですので、この機会に覚えておいてください。

また、この用語を使用してご説明していきます。

スノーボード

・ノーズ

板の先端のことで、進行する方を指す

基本的には、前足(利き足ではない足)側が進行方向となるため、そちらがノーズとなることが多い。

・テール

ノーズと反対側の先端のこと

そのため、後ろ足(利き足)側がテールとなることが多い。

反対向きになって滑るときは、テールとノーズが反対になって呼ばれる。

・デッキ

板の表面

バインディングという留め具が付く方であり、板の先端がそり上がっている方がデッキ。

・ソール

板の滑走面

デッキの反対側であり、留め具が付けられない方。

・エッジ

ソールの周りに付いている金属

「刃」の意味であるとおり、金属は鋭角になっている。

むやみに人にぶつけると怪我の原因になるため、板を振り回すなど、してはいけない。

バインディング

・ベースプレート

バインディングに足を乗っける部分

・ディスクプレート

バインディングの角度を変えるために使うパーツ

ネジでスノーボードと固定されているため、緩めてディスクの点線(目盛り)の位置を変えることで向きを変えられる。

・ヒールカップ

ベースプレートのかかと側に位置する湾曲している場所

・ハイバック

ふくらはぎのところにある縦に長いパーツ

ハイバッグが立っているとぶつけて怪我をすることがあるため、使わないときは倒しておく。

・フォワードリーンアジャスター

ハイバックの角度を調整するための器具

ブーツとのフィット感を上げるために使われる。

・トゥストラップ

つま先側にある左右の止めるための長いパーツ

・アンクルストラップ

足首側にある左右の止めるための長いパーツ

・ラチェット

ストラップに付いている金具。

ものによって形が異なるため、このラチェットの形によって履き方が若干異なる。

その他

・リーシュコード

流れ止め。

ものによって形状が異なるが、レンタル品には長いベルトタイプのものが多い。

販売しているものの多くは、クイックコードタイプ。

スノーボードの履き方 ステップ2:正しい履き方

履き方を間違えると危険なこともあるため、要チェックポイントも交えてスノーボードのバインディングの履き方をご説明していきます。

バインディングを履くときの板の持ち方・置き方

1.ソールを自身の方に向ける
2.両手でヒールカップをもつ
3.板を持ったら山側に体を向ける

山側に向けることで、もし板が滑っても自身の体が斜面側にあり、止めやすい状態になります。

4.ソールを雪面に沿わせて置く
5.板の真ん中を後ろ足のつま先で踏む
6.ここで両手をヒールカップから離し、リーシュコードを持つ

板の真ん中を踏んでいることで板が動きにくくなっています。

そして、リーシュコードを持つことで、板を流しにくくなります。

スノーボードの履き方

7.リーシュコード(流れ止め)を付ける

ベルトタイプの多くは、バックル(ツメと受け口)で固定するタイプです。

ベルトタイプは、前足のひざ下に巻きつけるようにして取り付けます。

クイックコードタイプは、ブーツの紐にあらかじめリングをつけておき、そのリングにストラップを取り付けます。

8.前足のハイバックを起こす
9.前足のかかとをヒールカップに当たるようにベースプレートの上に乗せる
10.後ろ足を板の真ん中から離し、一歩引いておく

後ろ足を一歩引くことで、板が立ち、前足のかかとがヒールカップにしっかりとくっつきます。

このとき、立ったままの取り付けられると、上級者のように見えてカッコイイですよ。

ただ、立ったまま取り付けるのは難しいので、慣れるまでは座って取り付けましょう。

11.アンクルストラップから取り付ける

大体のバインディングは、ラチェットの隙間を、ギザギザのストラップに入れていくことで取り付けられます。

ギザギザのストラップに入れ終わったら、ラチェットパーツを引き上げることで「カチカチ」っとより締まっていくので、限界まで締めてください。

12.トゥストラップを取り付ける

アンクルストラップと同じ要領で取り付けます。

取り付ける位置は、「つま先の先端」、もしくは「足指の上側」に取り付けることができますが、レンタル品の場合は「足指の上側」で取り付けることをおすすめします。

古いタイプのストラップはつま先の先端だと緩く留まってしまうため、しっかりと締まらないことがあります。

これがスノーボードのバインディングの正しい履き方です。

また、初心者の場合、板を流してしまい、人にボードをぶつけてしまうことが多くあります。

そのため、「体の向きを山側に向けること」「板を置いたあとにリーシュコードを先に取り付けること」がとても重要です。

この二つのポイントを守ってほしいことから、この記事で「正しい履き方」とさせていただいています。

事故を少しでも減らすために、正しい履き方をマスターしましょう。

スノーボードの履き方を知ったら外し方も!

スノーボードのバインディングを付けることができたら、外し方もしっかりと覚えておきましょう。

「履き方と逆のことをやればいいのでは?」と思うかもしれませんが、実はそれではラチェットを外すことができません。

ここではラチェットの取り外し方も含め、ご説明していきます。

※レンタル品に多いタイプをベースにご説明していきます。

バインディングの外し方

1.トゥストラップのラチェットの出っ張っている突起の部分を指で押しながら、ギザギザの根本から離すように引く(板の真ん中方向)
2.アンクルストラップもトゥストラップと同じ要領で取る
3.リーシュコードを取る

取り方は、バックルが組み合うツメの両端を内側に押しながら引っ張って外すだけです。

4.足をバインディングから外す

これで完了です。

リーシューコードを外す際は、板を流さないようにご注意ください。

スノーボードのカッコイイ装着法

通常のスノーボードの履き方ができるようになりましたら、できるだけカッコ良くスノーボードを装着してみましょう。

ここでご説明するカッコイイ装着方法とは、後ろ足を取り付けるときに【立ったままスノーボードを装着する方法】です。

このように立って取り付けることで、お尻を雪に着けずに済むため、ウェアも濡れにくいというメリットもあります。

なお、前足のカッコイイ装着の仕方に関しては、先程の正しい履き方を参考にして、お尻を着けずに取り付けるとカッコ良く見えやすいです。

それでは、2パターンの装着法をご説明します。

バターン1(山を向いたパターン)

1.体を山に向ける
2.後ろ足を横にした板に対して後ろ側(斜面下側)に置く
3.前足のかかとで雪面を削るように何度かぶつけ、雪面に固定する

※このときに板を立てすぎないようにしましょう。

立てすぎることで立ったときにバランスが悪くなります。

4.後ろ足のハイバックを立てて、かかとをしっかりと入れてストラップを取り付ける
5.トゥサイドの立ち方をするように足首を曲げて、おへそを出すことでかかとが雪面から離れ滑り出せる

パターン2(斜面下を向いたパターン)

1.斜面下に体を向ける
2.後ろ足を横にした板に対して山側(斜面上側)に置く
3.前足のかかとを何度か雪面にぶつけ、削って固定する

※こちらも板の角度をつけすぎないように、自身が立っている状態で少しつま先を上げている程度にすることをおすすめします。

4.後ろ足を前足と同じ要領で取り付ける
5.軽くつま先の上げ下げをして、板を滑らせることで固定を解消することができる

上記の方法を取り入れることで、カッコ良く見せることができますよ。

ただ、最初は取り付ける際にバランスを崩しやすいので、座って取り付けて履き方に慣れてからトライするようにしましょう。

そして、アイスバーンのときは、板自体が雪面に固定されづらいので、無理せずに座って取り付けてくださいね。

スノーボードを履く際は安全第一に!

スノーボードを取り付ける際には、まずは安全を意識するようにしましょう。

今回バインディングの正しい履き方だけではなく、カッコイイ装着法もご紹介しました。

その中で一番注意してほしいのは【板を流さない】ことです。

つまり、リーシュコードの装着と体の向きですね。

板を流してしまっては、刃物を人にぶつけようとしている行為に近くなってしまいます。

そのような危険な行為をしてしまうと、人様にも迷惑をかけてしまいますし、自身もそのあと楽しみづらいでしょう。

せっかくスノーボードをするのですから、人に迷惑のないように最低限注意しながら装着しましょう。

そして、ハイバックも使わないときは寝かせておいてくださいね。

転んだときにお尻にぶつけてしまうと、本当に痛いですよ。

このようなことにも注意してスノーボードを楽しんでください!

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