【タイトフィット編】スノーボードのブーツを隙間なく履く方法

【タイトフィット編】スノーボードのブーツを隙間なく履く方法 道具・セッティング

今回は、筆者が考えるスノーボードのソフトブーツの履き方をお伝えします。

スノーボードのブーツの履き方は種類によっても異なりますが、履き方によってもフィット感が変わります

ちょっとしたポイントを抑えておけば、今まで以上にブーツのフィット感は良くなることでしょう。

今回は、【タイトフィット編】です。

速い反応が好みの人におすすめの履き方です。

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スノーボードのブーツの種類

スノーボードのブーツの紐には、大きく分けて3つの種類があります。

・紐
・クイックレース
・BOA

これらの種類については以前の記事に書いていますので、割愛します。

詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

また、こちらの記事に基本的な履き方も書いています。

今回は、使用率の高いクイックレースタイプのブーツで履き方を紹介します。

隙間なく履くにはタンを押す!

ここからはスノーボードのブーツをタイトに履くための履き方をお伝えしていきます。

まずは、タイトにフィットさせるポイントからです。

フィットさせるなら、ブーツのタンを押しながら履きましょう

なぜブーツのタンを押す必要があるのかと言いますと、レースやワイヤーを締める力が横から掛かるからです。

極端なことを言いますと、紐を締めつけることで硬い素材のタンの真ん中が盛り上がるように隙間が生まれます

この隙間を無くすために、甲側とスネ側のタンを押してあげることで、より足にフィットしやすくなるというわけです。

分かりにくいかもしれませんが、下記のGIFで実際にブーツを使って説明しています。

タイトにフィットさせるポイントの説明GIF

また、フィット感を高めるためにブーツを馴染ませておくこともおすすめします。

新品のブーツやまだ硬く感じるブーツは、ぜひ前回に紹介したブーツの馴染ませ方を試してみてください。

馴染ませることで紐の締まり具合が良くなり、よりフィットします。

スノーボードのブーツを隙間なく履く手順

それでは、スノーボードブーツをタイトにフィットさせる履き方の手順をお伝えしましょう。

■タイトフィットさせる履き方

1.ブーツに足を入れる

1.ブーツに足を入れる

2.カカトを地面にトントン3、4回ほどぶつけて、カカトをフィットさせる

2.カカトを地面にトントン3、4回ほどぶつけて、カカトをフィットさせる

3.インナーレースを締めて、足の位置を決める

3.インナーレースを締めて、足の位置を決める

4.足首を何度か曲げて、再度インナーレースを締める

4.足首を何度か曲げて、再度インナーレースを締める

5.アウターレースを締める

5.アウターレースを締める

6.ローワー(甲側)のタンを押して、再度のローワーのレースを締める

6.ローワー(甲側)のタンを押して、再度のローワーのレースを締める

7.アッパー(スネ側)のタンを押して、再度アッパーのレースを締める

7.アッパー(スネ側)のタンを押して、再度アッパーのレースを締める

8.アウターの紐をしまって、パウダーガードとウェアをブーツに被せる

8.アウターの紐をしまって、パウダーガードとウェアをブーツに被せる

これでタイトにフィットすることでしょう。

他のアイテムを使ってフィット感アップ!

ブーツの履き方次第で、フィット感を上げることもできますが、あるアイテムを使うことでよりフィットさせることができます。

それは、【パワーライド】【ブースター】というアイテムです。

パワーライド

パワーライドは、ブーツのアウターとインナーの間に入れるアイテムです。

パワーライドの装着

ブーツの反応を良くしたり、フィット感を高めたりすることができます。

なお、パワーライドにはいくつも種類があります。

硬さを変えずにフィット感を高めたいだけなら、「白色のパワーライドフィット」をおすすめします。

パワーライドフィットは、柔軟にできているのでインナーとアウターの隙間をなくすことができ、痛みが出ることがとても少なく済みます。

試しに使いたいという方は、このパワーライドフィットから試してみても良いでしょう。

なお、筆者は「青色のパワーライドベーシック」を使っています。

そこそこ張りがあるので、フィット感よりも反応の良さに効果を感じます

中には、パワーライドフィットとその他のパワーライドを組み合わせる「二枚入れ」をする方もいますね。

このように二枚入れすることで、足に痛みが出づらく且つフィット感と反応の良さを両立することができます。

パワーライドはは、カービングをメインにしている方の使用率が高いアイテムです。

ブースター

ブースターは、ブーツをバンドで留めてフィット感を上げるアイテムです。

ブースターの装着

バンドに伸縮性のある素材も使われているため、前方向の動きに対しては多少動きやすいまま、左右と後ろの動きには張りと反応の早さをサポートしてくれます。

スキーやアルペンなどのハードブーツに使われることが多かったアイテムですが、近年ではフリースタイルのカービング好きにも使われるアイテムとなっています。

パワーライドもブースターもどちらか片方を使うのでもフィット感を高められますし、両方使ってかなりタイトにフィットさせることも可能です。

ただ、全員が使えば良いというものではなくて、あくまで好みです。

これらのアイテムを使うことで、動きにくく感じる方や痛みを感じる方、疲れやすく感じる方もいることでしょう。

筆者はブーツがヘタってきたときにパワーライドを使うことがありますが、ブースターは最近は使わなくなりました。

ガッチリフィットさせるメリット・デメリット

ガッチリフィットさせる方法をお伝えしてきましたが、最後に筆者が考えるメリットとデメリットをお伝えします。

●メリット
・反応が早い
・力を伝えやすい
●デメリット
・シビアなので、バランスを崩しやすい
・可動域が狭くなる傾向にある
・疲れやすい

大まかにはこのような特性があると考えています。

なお、今回紹介した履き方は、ブーツ自体の硬さによって使用感は大きく変わります。

硬いブーツの場合、タイトにフィットさせすぎると思ったように動けなくなることもあるので、お気をつけください。

なお、筆者は数年前までは硬いブーツでガチガチに固めるのが好みで良くこの履き方をしてました。

板を早く立たせたい方や、板を立たせる量や傾く量を増やす練習のときには特に効果を発揮しやすいように思います。

まとめ

今回は、タイトなフィットさせるためのブーツの履き方をお伝えしました。

早い反応を求めている方には、おすすめの履き方です。

また、レンタル品やヘタったブーツにもおすすめです。

一方で、ご使用のブーツが硬いブーツの場合はバランスを取るのがシビアになるので、人によってはガッチリ紐を締めないほうが良いかもしれません。

あくまで好みがありますので、自分に合った締め具合を見つけてみてください。

また、次回は最近の筆者の履き方である【ルーズにフィット編】をご紹介します。

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