【種類別】スノーボードブーツの履き方!フィット感向上のポイント

スノーボードのブーツの写真 初心者

スノーボードのブーツには大きく分けて三つの種類があることをご存じでしょうか。

このブーツの種類によって履き方は異なります。

そして、レンタルのブーツに関しても一つの種類で統一されているとは限りません。

ブーツの種類やそれぞれのメリットを理解し、それぞれの種類のブーツの履き方を学んでおきましょう。

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スノーボードブーツの種類

まずは、スノーボードブーツの種類からご紹介していきます。

冒頭でお伝えしたとおり、スノーボードのブーツには大きく分けて3つの種類が存在します。

そしてそれぞれメリットが異なりますので、購入を検討している方は、その点も理解しておくことをおすすめします。

■スノーボードブーツの種類

クイックレース

メーカーによっても呼び方が変わることもあり、「スピードレース」などと呼ばれることもあります。

細い紐であり、結ぶのではなく紐の先端の持ち手を持って引き上げることで紐が締まります

そして、専用の固定具に引っかけることで紐が緩まずに固定されます。

クイックということもあり、素早く履くことができ、脱ぐときも固定具から簡単に取り外せて、素早く緩み早く脱ぐことができます。

このように履き方から脱ぎ方まで簡単且つ素早く行えることから、最近多くのメーカーがクイックレースを採用しています。

しかし、レンタルではこちらのタイプよりも他の2つのタイプが多い傾向にあります。

BOAシステム


BOA(ボア)タイプは、ダイヤルを回すことでワイヤーを締めることのできるブーツです。

ボアの特徴としては、「ワイヤーであること」「ダイヤルの操作で着脱ができること」にあります。

BOAシステムもメーカーによって特性が異なり、ダイヤルを複数にする「ダブルBOA」や「トリプルBOA」など違いを出していますね。

そして、履き方や脱ぎ方も簡単できるということから、やはり初心者用のブーツにも採用されてきてます。

初心者用に関しては、シングルBOAという一つのダイヤルで操作ができるものが多く出回っています。

レンタルのブーツにも採用されてきています。

紐タイプ

シューレースタイプとも呼ばれるタイプです。

名前の通り、紐タイプであり、スノーボードブーツの中では歴史あるタイプになります。

しかし、現在はこの紐タイプのブーツはそこまで多くなく他の二つの種類が多く出回っています。

それでも紐タイプがなくならないのは、この紐タイプのブーツをこよなく愛する方もいるからです。

そして、歴史あふれるブーツであるため、今でも数多くのレンタルショップに置かれています。

しかし、履き方にはちょっとしたコツが必要になります。

初心者がただ紐を結んで履くと、ちゃんと締めることができないこともあります。

レンタルの多くがこの紐タイプであるため、後ほどこの紐タイプのスノーボードブーツの履き方もレクチャーしていきます。

ただ、レンタルショップが新しく仕入れる際にはBOAシステムのものが多くなってきていますので、早めにレンタルすればBOAシステムをレンタルできるかもしれません。

スノーボードブーツ共通の履き方

スノーボードブーツには、共通とも言える履き方のポイントがあります。

まずは、このポイントをしっかりと押さえておきましょう。

■スノーボードブーツすべてに共通の履き方のポイント

ブーツに足を入れたあとは、かかとを何度か強めに地面に叩きつける

スノーボードブーツは、フィット感がとても重要になります。

レンタルや低価格モデルのブーツでフィット感に完璧を求めるのは難しいですが、足のサイズはある程度は合わせることができます。

そこで、スノーボードブーツに足を入れたら、かかとをしっかりとブーツに合わせましょう。

隙間を無くすように強めにかかとを地面に叩きつけてください。

ブーツ内で足の指先が触れる程度

足の指先が曲がっている場合は、サイズが小さいです。

一方で指先に余裕がある場合は、サイズが大きいケースがあります。

指先が伸びきっていて、本当に指先がかする程度がちょうど良いでしょう。

できることなら、スノーボードの扱いのあるお店にて事前に足のサイズを計測してもらうことをおすすめします。

スポーツデポなどの量販店でも測定してもらえますよ。

実寸のサイズであれば、フィット感は良いでしょう。

購入するときやレンタルする際には、このことも頭に入れておきましょう。

ブーツのインナーを締める

ブーツにはアウターという硬い外側のパーツと、内側の柔らかいパーツに分けられています。

サイズが合い、かかとを地面に叩きつけたあとは、このインナーから履きます。

インナーの履き方は、足のスネの前にある紐を引っ張り上げ、紐に付いているプラスチックパーツを下に下げ緩まないようにするだけです。

このインナーの締め上げがとても重要になるため、かかとの叩きつけと紐の締め上げをしっかりと行いましょう。

脱ぎ方は、プラスチックパーツを上げ、スネ前のタンを前に引っ張り出して緩めるだけです。

プラスチックパーツは、メーカーによっても異なり、レバーがあるものとないものがあります。

締め切ったあとにブーツのタンを叩いて再度締める

これは、レンタル品や使って劣化し柔らかくなったものなどで是非行っていただきたいことです。

※ブーツのタン・・・足のスネの前にあるアウターの薄くて硬い部分

スノーボードブーツは、横から押されるようにして締め上げられます。

そのため、実は前側のパーツが湾曲し、タンと足のスネには隙間ができるのです。

この隙間を埋めることでよりフィット感が向上します。

やり方は簡単で、一度ブーツを締め上げたあとにブーツのタンや足の甲のところを叩いて、再度締め上げるだけです。

ただし、再度締め上げるときは、足を痛くすることがあるため、やり過ぎには注意してください。

ウェアのパウダーガードはアウターの外側に被せる

※パウダーガード・・・ウェアの内側にある薄い布
主に手首・ウエスト・足の裾辺りに付いている

よくパウダーガードをブーツの内側に入れるケースを見かけますが、ブーツのフィット感を薄くし、雪が内側に入りやすくなるため、アウターの外側に被せるようにしましょう。

ブーツの紐を定期的に確認

スノーボードをしているうちに、ブーツの紐が勝手に緩んでいくことがあります。

そのため、2、3時間に一度程度紐の締め加減を確認するようにしましょう。

また、休憩することもあるかと思いますので、そのときはブーツの紐を緩めて足を休憩することをおすすめします。

スノーボードブーツの履き方・脱ぎ方:クイックレース

スノーボードブーツの種類を知ったところで、スノーボードブーツの履き方をお伝えします。

また、共通の「サイズの選び方」「かかとの叩きつけ」「インナーの締め上げ」までを完了している状態を想定して話を進めさせていただきます。

ここでは、クイックレースの履き方をご紹介していきましょう。

クイックレースの履き方

1.ブーツの両サイドの紐の持ち手を持ち引っ張り上げる
2.固定具に紐を引っかける

ブーツのタイプによってこの固定具の止め方は異なります。

特にサロモンのブーツに関しては、ブーツのタンに固定具が付いています。

使い方は紐を固定具に引っかけて引っ張り上げるだけなので、基本的に要領は同じです。

クイックレースの脱ぎ方

1.紐の持ち手を持ち、固定具から外す
2.アウターの足首付近にある布の輪っかを持ち、引っ張り上げる
3.タンを前に出して、インナーとの隙間を作る
4.インナーを緩めて脱ぐ

スノーボードブーツの履き方・脱ぎ方:BOAシステム

スノーボードブーツをレンタルでも採用されているので、ぜひ確認してみてください。

履き方、脱ぎ方はとても簡単です。

BOAシステムの履き方

1.ダイヤルを押す
2.カチッと鳴ったらダイヤルを回す
3.フィット感が良くなるまで回す、もしくはダイヤルが回らないところまで回す

BOAシステムの脱ぎ方

1.ダイヤルを引っ張る
2.アウターのタンを前に出してワイヤーを緩める
3.インナーを緩めて脱ぐ

スノーボードブーツの履き方・脱ぎ方:紐タイプ

スノーボードブーツのレンタルでは、まだこのタイプが多いです。

そして、しっかりとした履き方ができない方も多いので、ぜひ確認してみてください。

紐タイプの履き方

1.足の甲の紐が固定して付いている紐をできるだけ締める
2.足首のところで紐を一重結びする
3.アウターについている引っかけ金具に紐を引っかける
4.紐を上に持ち上げるように締め上げる
5.再度一重結びする
6.「3」~「5」の行程を繰り返し最後の金具まで引っかける
7.余った紐はブーツの後ろに回して、前にもってきて蝶結びする
8.蝶結びの輪っかを持ち一重結びする

紐タイプの脱ぎ方

1.蝶結びの一重結びを解く
2.紐を解き、金具から紐を取り、足の甲の紐も緩める
3.アウターのタンを前に出して、インナーを緩めて脱ぐ

スノーボードブーツの履き方は意外に奥が深い

今回ご紹介した紐タイプの履き方は、意外に知られていない方法だと思います。

しかし、お伝えした方法を取り入れれば、とてもしっかりと締め上げられるかと思います。

しっかりと締めることで、フィット感が向上してスノーボードを上手く扱うことができるようになります。

上手く扱えるということは、技術の向上にも役に立ちますので、より楽しくなるでしょう。

そして、締め上げた後にアウターのタンを叩いて締め上げることもあまり聞かれない方法だと思います。

実践してみるとフィット感の向上に驚かれるかと思いますので、是非試してみてください。

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