2019年8月17日の土曜日に丸沼高原スキー場のサマーゲレンデに行ってきました。
今回は、体の使い方の「胸を張る」ということについて考え、実際にトライしてきました。
私なりに面白い効果を体感したため、今回はこの内容を記事の題材にしていきます。
※かなりマニアックな内容であり、あくまで主観的要素の強い内容です。
それでは、「胸の張り方」に焦点を当てて私が考えたことをお伝えします。
なお、レポートとして、環境なども記載させていただきます。
8月17日の丸沼高原スキー場の状況
気温:暑く、日差しが強い
滑走状況:やや走らない状況
混雑具合:やや混み(休日にしてはまだ空いている)
人口割合:スキー9割、スノーボード1割
駐車場:混んでいる
他のレジャー施設の混雑具合:賑わっている
「胸を張る」はどう行う?
「胸を張る」という行為を耳にしたことはありますでしょうか。
「胸を張ってください」と言われて、皆さんはどのように胸を張るのかを考えてみてほしいです。
私が以前まで考えていた「胸の張り方」は、「胸を出す」「肩甲骨を絞る」というものでした。
この2つの胸の張り方を何度も意識してみましたが、どうしても猫背になってしまうなど、今一効果が体感できなかったのです。
そもそもの私が胸を張りたい理由は、「上体がつぶれてしまう」「圧がかかりにくい」という問題を実感していたため、胸を張って解消したいと考えたことからです。
私は、普段から猫背であるため、「胸を出す」「肩甲骨を絞る」という意識では、滑っていても前につぶれたような姿勢になってしまいます。
そこで、ふと別の胸の張り方を閃めきました。
それは、「胸を斜め後ろに引き上げる」というものです。
それでは、この方法が他の方法と何が違うように感じたかもお伝えします。
私なりに考えた胸の張り方の効果
「胸を斜め後ろに引き上げる」胸の張り方をすると、胸筋が張り、同時に背中が反れて、腰の屈曲がロックされる感覚があったのです。
まず、私は「胸を張る」という言葉をもう一度考え直してみました。
その結果、「張る」というように、筋肉に緊張が起きていることが重要なのではないかと考えたのです。
この筋肉を張るという意味では「胸を出す」「肩甲骨を絞る」のどちらの方法にも効果があると言えます。
しかし、先程もお伝えしたとおり、私はこの2つの意識をしても「ターン中に猫背になり、体がつぶれてしまう」のです。
そこで、他に良い方法がないか、と考えました。
まず、筋肉を自分で使うという意識は、除外しています。
筋肉を使う意識が強いと、体の動きを妨げる傾向にあると思っているため、意図的に胸筋を使うのは違うと判断しました。
そして、閃いた【胸を「上」、そして「斜め後ろ」に引く意識】をすることで、胸筋が「張った」ことを実感できたのです。
そして、「胸を出す」「肩甲骨を絞る」とは、胸筋の使い方が異なる点があることを確認しました。
それは、体の前で両肩を掴んだ姿勢をした際に、胸筋による可動域のブロッキングが起きることです。
上記の画像のように、私が閃いた「胸を斜め後ろに引き上げた胸の張り方」を試してみると、肘が体の前で重ならないということを実感しました。
これにより、胸筋が張れていることがわかります。
また、3つの胸の張り方をして比較したことですが、「胸を斜め後ろに引き上げる胸の張り方」が、一番「頭」が前に出づらいとも感じました。
要は、「頭が前に行きすぎないように制御できる」ということです。
そして、「胸を斜め後ろに引き上げた胸の張り方」をした状態でお辞儀をした際に、腰が前に屈折しづらいことを感じました。
ということは「ターン中も猫背になりづらいのではないか」、という考えに至ったのです。
なお、私の場合、「胸を出す」「肩甲骨を絞る」の胸の張り方をしてお辞儀をした際に、腰を曲げようとすれば曲がりました。
恐らくですが、これが「ターン中も猫背になってしまう原因」だったと仮定しています。
※あくまで私の体の場合の話です。
人によっては感じ方が違うかもしれません。
上記の「胸筋が張れている」「頭が前に行きすぎないように制御できる」「猫背になりづらい」という3つの観点から「体が前に行かないようにブロッキングできる効果がある」と考えられます。
それでは、これを行うことでどのような姿勢になり、どのような効果を感じたのかもお伝えします。
実際に滑ったときの効果
私が実際に滑って感じたことを書いていきます。
まずは、こちらのGIFをご覧ください。
「胸を斜め後ろに引き上げる胸の張り方」をしっかりと意識できているときの滑りです。
このGIFで見てもらいたいのは、
です。
それでは、私が感じた感想を書きます。
前半は、比較的まっすぐの姿勢が作れています。
その後、股関節を曲げた姿勢を作っていますが、上半身は猫背にならず、背中が反っていることがわかります。
これにより、ポジションが前に行きすぎずに、やや後ろのポジションを保っていられています。
前半部分でノーズのたわみが始まり、フォールラインに向かっていく過程で、しっかりと板がたわんでいます。
その後も上半身がつぶれないため、ズレやすいスノーエース(ブラシ)であっても、板のエッジグリップがとても良く感じられました。
私自身よく前に上半身がつぶれるような姿勢を作ってしまうので、それを修正できているのは、とても大きな収穫だと感じています。
ただ、この胸の張り方は、腰の反りも連動するようで、強くやり過ぎると「腰がつりそう」になります。
自動的に腰や背中が反れる感じですので、「胸が張れる」「背中が反る」の一石二鳥ではありますが、人によっては無理に行うことで痛みを伴う可能性はあるかと思われます。
まとめ
今回の内容は、あくまで私がトライして体感した内容です。
そのため、全員が同じ意識でできるとは考えていません。
やはり、筋力と骨格、柔軟性、またはイメージの仕方によっては同じ感覚を共有できない可能性は十分にあります。
自身がもっともわかりやすいやり方で胸を張れれば良いでしょう。
もし、この記事でお伝えしている胸の張り方が気になっていただけたのであれば、まずはその場で良いので、「胸を斜め後ろ方向に引き上げる」ことを試してみてもらいたいです。
首が少し窮屈に感じたら、ブロッキングができているので、ターン中に前に頭が行きづらいことも想定できます。
また、目線を下を向かずに前を向いた状態でお辞儀をしてみてください。
腰が曲がらずに反った姿勢が作りやすいのであれば、ターン中もロックがかかるような感覚になるかと思いますので、前につぶれにくいかと思います。
もしよろしければ試してみてください、
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