スノーボードの道具の中で、快適さに関わるのがブーツ。
足に合わないと痛くなることもありますからね。
当然、足に合うブーツを選ぶことが大切ではありますが、完全に合うものを探すのはなかなか難しいことだと思います。
そこで、今回はブーツの中でも直接足に装着するインナーブーツの履き方を紹介します。
インナーブーツの履き方次第で、フィット感がめちゃめちゃ変わりますよ!
現在、ただ紐をしっかりと締めれば良いと考えている方は、実はちゃんとフィットせずに履いているかもしれません。
今回の履き方を見れば、
たったこれだけのこと!?
と思うようなことですが、ブーツの中でカカトが浮かなくするには、かなり重要なことなのです。
ぜひ試してみてください!!
よくある一般的なスノーボードのインナーブーツの履き方
まずは、よくある一般的なスノーボードのインナーブーツの履き方から書いていきます。
これを見て、「そうそう!そのままの履き方だよ!」と思ったあなた!
間違いではないですが、ちょっともったいないことをしているかもしれません。
次にブーツを履くときは、後々に紹介する方法を試してみてください!
それでは、よくあるインナーブーツの履き方です。
■よくある一般的なインナーブーツの履き方
■動画
これです。
至って普通の履き方ですね。
間違えたことはしていません。
しかし、しかしですね。
これだと、つま先立ちしたり、カカトを持ち上げると、カカトが浮くことはないですか?
特に滑っているとカカトが動いて、靴擦れすることもあるかと思います。
これでカカトが浮かない!インナーブーツの履き方
次は、筆者がお伝えする「たったこれだけ!?」をプラスしたインナーブーツの履き方です。
■カカト浮き防止するインナーブーツの履き方
4と5を数回行います。
■動画
こうして見ると、よくある履き方に4番の「インナーブーツのタンを下に押し込む」のを追加しただけですね。
たったこれだけをプラスするだけで、フィット感がかなり良くなります。
なお、ポイントは
にあります。
その上で、タンを下に押し込んでさらに締め上げてみてください。
「なぜこれでフィット感が良くなるの?」と思っている方のために、この方法でフィット感が良くなる理由をお伝えしましょう。
理由は、スノーボードのブーツの構造から2つ考えられます。
一つは、
インナーブーツの紐を引っ張ることで、横からテンションが掛かること
です。
横からテンションが掛かることで、前方のタンが湾曲します。
これにより、足首やスネとタンとの間に隙間が多少生まれる可能性があるのです。
もう一つは、
紐を引っ張るとタンが上に上がりやすいこと
です。
インナーブーツの種類によって大小はありますが、紐を引っ張って締め上げることで、タンが一緒に上に上がりやすいのです。
実際に筆者が、紐を締め上げる前にタンを下に押してから締め上げたGIF動画を貼り付けておきます。
■GIF
GIF動画を見ると、紐を締め上げたと同時にタンが上に上がっているのがわかるかと思います。
これらを解消するために、
一度、紐を締めてから!
タンを下に押し込むことで、足首とスネに隙間なくタンがフィットし、カカト浮きが抑えられるというわけですね。
できるなら、足首やスネのタンにも隙間が生まれやすいので、
ことをおすすめします。
■GIF
GIF動画では、何度も紐を締め上げつつタンを下に押し込んでいます。
そうすると、タンがしっかり沈んだ状態になり、良いフィット感が得られます。
よりカカト浮きを抑えるインナーブーツの履き方
さらにカカト浮きを防止したい方に向けて、もう一段階工程を増やしたインナーブーツの履き方をお伝えしましょう。
■さらにカカト浮きを防止するインナーブーツの履き方
※前章のカカト浮き防止のインナーブーツの履き方を行なってください。
これらを気が済むまで行なってください。
■動画
また、インナーブーツの種類によっては、足首を緩めるための持ち手があります。
スノーボードのブーツを脱ぎやすくするためのパーツですね。
このパーツを利用して、足首をしっかりとフィットさせます。
インナーブーツをしっかりと締めたあと、足首の前にある持ち手を引っ張ってから、さらに紐を締め上げてみてください。
すると、足首回りがより一層締まるタイプのインナーブーツがあります。
※全部のブーツ対象ではなく、モノによってはあまり効果のないものもあります。
このようにインナーブーツをしっかりと締め上げることで、今までに感じたことがないぐらいブーツがフィットするかと思います。
アウターブーツの履き方
スノーボードのブーツは、紐タイプ、クイックレースタイプ、ボアタイプなど種類がいくつかあります。
これらは締め方自体が異なり、説明すると長くなるので割愛します。
ここでは、アウターブーツをガッチリフィットさせるのか、はたまた動きやすくもしっかりとフィットさせるのか、この二つの履き方を紹介します。
というものの、過去の記事で紹介しているのでリンクを貼りつけておきます。
■タイトフィット編
■ルーズフィット編
今回のインナーブーツの履き方とセットで行うことで、ブーツの本領を発揮できるのでぜひ過去の記事も読んで、試してみてください。
まとめ
スノーボードをする上で、ブーツのフィット感が悪いと足を痛める原因になります。
また、パフォーマンスにも影響が出てくる部分と言えるでしょう。
本気で滑りたいのであれば、自分に合うブーツを購入した上で今回紹介した履き方を試してみてください。
紐を締めて痛くなったり、血が止まるようでしたらそれは締め過ぎの可能性も考えられます。
痛みのない範囲でしっかりと締め上げて、快適にスノーボードを楽しんでください!
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