サマーゲレンデやピスラボを楽しむためには、まず怪我を防止することがとても重要です。
冬が本番なのに、夏の時期に怪我したらもったいないですからね。
そこで、今回は肘と膝がセットのプロテクターをテストしてみました。
この激安の肘・膝プロテクターの性能はどんなものなのでしょうか?
また、しっかりと肘と膝を守ってくれるのでしょうか?
サマーゲレンデやピスラボで怪我を防止するためにプロテクターは必須!
サマーゲレンデやピスラボを楽しみたいのであれば、まず怪我から身を守ることがとても大切です。
慣れないうちは転ぶ回数がかなり多くなるので、痛い思いをすることもあります。
しかし、痛いだけならまだ良いです。
最悪、怪我をしたら生活に支障をきたしたり、冬の本番に滑らないなんてことにもなりかねません。
そのため、出来得る限りの対策はしておいて損はないでしょう。
一番怪我しやすいのは「指・手の平・手首」
まず、サマーゲレンデやピスラボで怪我が多い体の部位は、筆者の経験上「指、手の平、手首」だと考えてます。
プラスノーやピスラボと呼ばれるサマーゲレンデのマットは、プラスチックの突起(ブラシ)になっており、その上を滑ります。
このブラシのない凹んでいるところに、指を引っ掛けてしまうと滑走速度も相まって手を怪我してしまうこともあります。
この手の怪我を防ぐために、ミトングローブをつけたり、ハンドプロテクターを自作したりします。
ハンドプロテクターの自作記事は、下記の記事です。
肘と膝のプロテクターで関節を守ろう
次に、ミスをして転ぶと地面に肘や膝を打ちつけることがあります。
肘と膝は、肉が薄く、関節という体の中ではとても重要な箇所ですので、直接地面にぶつけると怪我につながることもあります。
スケートをやる方は、おそらくほとんどの方が肘と膝のプロテクターを着けていることでしょう。
それほど大切な部分であり、必須と言えるプロテクターなのです。
痛い思いを軽減!お尻をガード
他には、大きな怪我には繋がりにくいかもしれませんが、転ぶとお尻を打ちつけることも多いです。
そのため、ヒッププロテクターがあると痛い思いをしにくいです。
もしものときのためにヘルメットを装着しよう
大きな転倒をしたときに安心感があるのがヘルメットです。
サマーゲレンデでは、雪のように先が埋まって引っかかることはないので、大きな転倒は頻繁には起きないと言えます。
しかし、可能性はゼロではありません。
もしものことを考えてヘルメットも装着しておくと安心です。
サマーゲレンデの服装やプロテクターに関して、下記の記事にもう少し細かく書いていますので、気になる方は読んでみてください。
そして今回は、これらのプロテクターの中でも肘と膝のプロテクターに焦点を当てて、テストを行なっていきます。
サマーゲレンデのテストで使った肘・膝プロテクターの紹介
今回、実際にサマーゲレンデで使ってみたプロテクターは下記の商品です。
こちらの商品を、丸沼高原スキー場のサマーゲレンデで使えるのかをテストしてみました。
※本当はピスラボでも使ってみたいのですが、感染リスクを加味して今夏は断念します。
テストの結果をお伝えする前に、こちらの肘・膝プロテクターがどんな商品なのかを説明していきます。
通販で売れてる肘・膝プロテクター
画像引用:楽天市場 シャンティ アラモード
こちらの商品は、2020年7月末集計で22.000枚も出荷されているようです。
肘・膝プロテクターの需要で考えたら、かなり売れてるほうなのかな?と考えています。
本来は、サバゲーで使われやすいもののためジャンルは異なりますが、プロテクターなのでスケボーやサマーゲレンデであっても使えるはずです。
値段が格安!
こちらの肘・膝プロテクターは、とにかく安い!
プロテクターもピンから切りまであり、高いもののほうが良い素材を使っていることも確かです。
しかし、できるだけ出費を抑えたいと考える人もいることでしょう。
そこで、この1,500円超程度で買えるプロテクターが使えるものなのかを筆者が実際に使ってみることにしました。
ベルトと膝のフックが強化されている
画像引用:楽天市場 シャンティ アラモード
サマーゲレンデやピスラボでは、プラスチックの上を滑るので、転ぶと結構な衝撃があります。
そのため、ベルトが細いと根本から千切れてしまうことも考えられます。
その点、この商品は確かに少しベルトが太くて厚いように感じます。
また、肘のプロテクターにはフックが付いており、このフックも従来の壊れやすいものよりも厚くなっているようです。
画像引用:楽天市場 シャンティ アラモード
裏地がメッシュ加工されている
画像引用:楽天市場 シャンティ アラモード
夏の時期に使うプロテクターとしてとても嬉しいメッシュ加工!
そのため、蒸れにくいと商品説明ではされています。
確かに多くのプロテクターは、メッシュ加工されてない商品が多いイメージではあります。
メッシュになってないよりは、なっているほうが蒸れにくいので衛生面的に良いかもしれませんね。
特にサマーゲレンデやピスラボでは水が散水されるので、汗や水分で蒸れやすい環境にあります。
この過酷な環境下で、この特徴が発揮されるのでしょうか。
プロテクターの内部構造が防水・軽量高断熱の素材
画像引用:楽天市場 シャンティ アラモード
プロテクターの内部に使われている素材が防水のようです。
さらに軽量で高断熱とのこと。
夏にはありがたい素材です。
硬質シェルも柔軟とのことで関節パーツを保護することをしっかりと考えられています。
あとは、しっかりと痛みを軽減してくれるのかがポイントになりますね。
実際の肘・膝プロテクターの装着感
カラーは2色あり、今回は2色とも試しに装着してみました。
実際に装着したときのイメージはこんな感じです。
※黒色の肘・膝プロテクター
※迷彩柄の肘・膝プロテクター
肘・膝プロテクターを装着した感想は、思ったよりもコンパクトで薄いというのが第一印象です。
コンパクトで薄いからこそ軽さもあります。
ただ、薄いのでちゃんと守ってくれるのかが、少し心配ではありました。
次に感じたのは、膝のプロテクターのフィット感が良かったということです。
硬質シェルがXのような形をしているため、関節である膝の動きに合わせて少し折れ曲がるような動きをしてくれます。
他の値段が安い商品は、硬質シェルが硬いものが多いように思います。
そのため、関節の動きに合わせて動くわけではないので、関節を曲げた際にプロテクターとの隙間ができてフィット感が悪く感じることがあります。
その点、こちらのプロテクターは硬質シェルが多少曲がるので、しゃがんだり立ったり動きが激しいスノーボードの世界ではとてもありがたいポイントと言えます。
※ジャンプのGIF
上記のGIFのようにジャンプしても、関節の曲げに合わせてある程度プロテクターがフィットしたまま動いてくれます。
また、見た目もコンパクトなので、どんな服装にも相性が合いそうですね。
肘・膝プロテクターをサマーゲレンデでテスト!実際どうなの?
それでは、気になるサマーゲレンデでのテストの感想をお伝えしていきます。
痛みは軽減されるのか!?
サマーゲレンデはプラスチックのブラシの上を滑るので、転んだときに痛みを軽減できるのかがプロテクターの肝と言えるでしょう。
今回テストしたプロテクターは、正直な感想としては当たりどころ次第と考えています。
これは、どのプロテクターにも言えることですが、硬質シェルの部分がブラシに当たれば痛みはかなり軽減されます。
しかし、このプロテクターはコンパクトであるからこそ、カバーする範囲が少ないように感じるというのが正直な感想です。
そのため、大転倒したときにはプロテクターで守りきれない可能性があるかもしれません。
攻め攻めの滑りをする方はスピードも出るため、少し物足りなさを感じるかもしれませんね。
しかし、普通に滑る程度であれば、十分に肘と膝を守ってくれると考えています。
滑走中はズレない?
先程もお伝えしたとおり、硬質シェルが少し折れ曲がるようになっているため、フィット感は良くできています。
そのため、ズレにくくは感じます。
ただし、ズレないわけではありません。
この商品に限らず、ほとんどの商品が激しく動いたり、大きな転倒があったときにはズレてくることでしょう。
それでも、滑るたびに毎回ズレるわけではありませんので、複数回滑ってズレたら元の位置に戻せば問題なく使えます。
メッシュ加工の効果はあるのか?
メッシュ加工の効果が分かるのほど使っていませんが、蒸れるようなことはほとんどありませんでした。
おそらくメッシュ加工が効いているのではないかと思います。
また、テストの日には大雨が降りましたが、水分を吸収しすぎて重くなるということもありませんでした。
欲を言うなら!改善されると嬉しいところ
サイズ展開があると満足するユーザーが増えそう
今回使って感じたことは、筆者の体格にしては少しサイズ感が小さいように感じました。
筆者の身長が178cmのため、守られる範囲が狭く、ズレると体にブラシが当たりやすくなります。
そのため、サイズ展開のバリエーションが増えると、満足するユーザー層が増えるのではないかと思いました。
ということで、筆者のように身長が高めの方には少し小さく感じる可能性があると考えています。
膝のプロテクターのフックの仕様を改善
膝のプロテクターは、フック形式となっており、出っ張った部分にフックを引っ掛けます。
この出っ張りがブラシに引っ掛かり、破損する可能性が考えられます。
フックを引っ掛けるタイプではなくて、肘のプロテクターと同様にベルト返しを通して装着するタイプになれば、破損しづらくなるのではないかと思いました。
まとめ
今回使わせてもらった肘・肘プロテクターは、低価格帯のものとしては使い勝手の良い商品に思います。
裏地にメッシュ加工がされていたり、関節に合わせて少し動くなど、サマーゲレンデでのスノーボードには良い機能が備わっている商品と言えるでしょう。
普通に滑走される程度であれば、十分な性能だと思います。
しかし、欲を言うなれば、サイズ展開やパーツの改善がされるとより良くなると考えていますね。
また、身長が高めの方や激しめの滑りをする方には、少し心許ないと感じるかもしれないです。
もし心配なら、値段が高くてもしっかりと広範囲で守ってくれるプロテクターを購入するのも一つの考えと言えるでしょう。
コメント