皆さん、スノーボードに対するモチベーションは保ててますか?
色々な原因でモチベーションが下がってしまって楽しくないと感じている方もいるかと思います。
筆者自身、シーズン中の4月に軽いふくらはぎの肉離れを経験して、その後二度、少しの時間だけ滑りに行ってシーズン終了となりました。
怪我をしてしまうと思うように滑れなかったり、その影響で焦りが出たり、などとマインドコントロールが難しくなるものだと感じました。
そこで、改めてモチベーションを保つためにどうすれば良いのか、を考えてみました!
筆者独自のものなので、正解とは言えないかもしれませんが、こう言った考えもあるかも?みたいに読んでみてもらえると嬉しいです。
モチベーションが上がる・下がるという意味を再認識
モチベーションって意味を調べると、
モチベーション(motivation)とは、「やる気」「意欲」「動機」などの意味で用いられる表現。主に「行動を起こす契機となる刺激や意欲」といったニュアンスで用いられる。引用:weblio辞書
このような意味だということがわかります。
要は、気持ちの面での意味ですね。
「やる気が出た」とか「意欲向上」など、積極的に行動したくなる状態。
いわゆる【モチベーションが上がる】という状態になります。
ということは、逆に【モチベーションが下がる】のは、気分が下がって行動したくなくなる状態ということですね。
「やる気が出ない」のは、モチベーションが下がっているということです。
モチベーションが上がるのは目的や目標があるから!
そもそもなぜモチベーションが上がるのでしょうか?
理由は人それぞれですが、多くは目的や目標があるからだと考えてます。
スノーボードで考えると、
・カッコ良くなりたい
・気持ち良く滑りたい
・人と滑るのが楽しい
・気分転換したい
・運動のため
・注目されたい
・上達したい
・大会で勝ちたい
・人に教えたい
・憧れの人に近づきたい
・教えてもらいたい
など他にもあると思いますが、無意識にこのような目的や目標を掲げている方は多いかと思います。
この目的や目標があるから、それに向かってモチベーションが上がります。
例えば、
・上達したい、カッコ良くなりたい、注目されたい
←だから、練習をしたくなる
←だから、良い道具を探す
・気持ち良く滑りたい
←だから、良いコンディションを狙おうと考える
←だから、良い道具を買って気分を上げる
などと。
そして、この行動をした結果が、モチベーションに影響を与える要素になります。
例えば、
・やりたいことが上手くいく
・新しいことを感じる
など、ポジティブな刺激を受けると、モチベーションが上がります。
ということで、初めてスノーボードをしたとき、または新しいことにチャレンジしたときには「楽しさを感じやすい」ので、モチベーションが上がりやすいと言えますね。
また、物事が上手くいっていると、モチベーションは上がり続けます。
そのため、楽しさを感じ続けている方や、上達を感じ続けている方は、スノーボードへのモチベーションが保ちやすいサイクルが整っているわけですね。
ネガティブな思考がモチベーションを下げる
それでは、なぜモチベーションが下がるのか、も考えてみました。
それは、ネガティブな思考が絡んでくるからだと考えています。
例えば、目標や目的に対して行動を起こしてた結果が、
・自信を損失した…
・怖い思いや痛い思いなど嫌な思いをした…
・楽しさを感じない…
など、ネガティブな方向に思考が傾くとモチベーションが下がりやすいです。
先ほど、初めてスノーボードをしたり、新しいことにチャレンジしたときにモチベーションが上がりやすいと書きましたが、ネガティブな刺激を受けるとモチベーションが下がってしまうこともあります。
それでも、負けず嫌いな方や頑張り屋さんは逆に原動力になることもありますので、一概には言えることではありません。
しかし、ネガティブな思考がその人のキャパシティを超えると、一気にモチベーションが下がるはずです。
そして、長期的にやっている方や競技に関係している人ほど、目的や目標を熱心に目指しすぎて、結果的に使命感に囚われたり、執着したりします。
だからこそ、自分の能力や環境に落胆することがあると、熱量とネガティブとの落差があり、急激にモチベーションが下がることがあります。
その結果、考え方が「やらないといけない…」となり、「でも、上手くできない…」と悪循環を作ります。
そうすると、楽しくなくなり、苦しくも続けているというモチベーションが下がり続ける状態に陥りやすいです。
他には、
・怪我してスノーボードができない…
・転勤してスノーボードができない環境になった…
・時間やお金がない…
など、外部的要因によってモチベーションは下がることもあります。
モチベーションを保つ方法
モチベーションを保つためにはどうすれば良いのでしょうか?
筆者が考える方法をお伝えします。
なお、今現在、楽しいと感じている方は無理に下記の方法を試さずにそのまま楽しんでもらっても良いと思います。
ゴールを再認識
モチベーションを保つためにゴールを再認識しましょう。
例えば、
・コースを上から下まで転ばないで滑りたい
・連続ターンがしたい
など、最終目標ではなくて、今のところ目指したいゴールを再認識しましょう。
もっとやり込んでいる上級者なら
・ノーリー540がやりたい
・ソネがやりたい
・オープン360がやりたい
とか、
・上級者コースを滑れるようになりたい
・手が着くほど傾きたい
・検定で◯級を取りたい
など。
ザックリでも、ゴールを設定するとイメージが膨らみやすくなり、モチベーションが上がりやすくなります。
また、キツいトレーニングをしている場合も、自身の目指すものに近づくためだと思えば、苦しくても続けられることもあるでしょう。
今現在頑張っている方は、目標に近づいた未来の自分を想像してみると、頑張る糧になるかもしれませんよ。
達成しやすい目標や目的の設定
ゴールを決めたら、達成しやすい目標や目的を決めることをおすすめします。
ゴールまでの道のりまでの階段を作っていきます。
例えば、ゴールを「連続ターンで滑りたい」と考えるなら、
←苦手なバックサイドターンを転ばないで止まれるようにする
←←目線(顔の向き)と左の肩を背中側に回すことを意識する
など、できる範囲で細かく目的や目標を段階的に設定してみましょう。
極端な話、「次に〇〇をやってみよう」とどんなことをしてみようか考えるだけでOKです。
すると、一つができたときに達成感を感じ、更に次にやりたいことに意識がシフトします。
このサイクルによって、ゴールまでの近道もできつつ、モチベーションを上げたまま保ちやすくなります。
更に、今の時代はYouTubeやSNSなどから動画やHOWTOなど様々な情報を得ることができます。
目的や目標を決めるのに活用するのも良いかもしれませんね。
ネガティブな思考を和らげる
まず、ネガティブな思考は心に根を張ります。
そのため、取り除くのは、性格が変わるか、悩みが無くなるか、環境が変わるなどしない限り難しいと考えています。
特に考え込んでしまう人ほど、ネガティブに陥りやすいです。
ということで、取り除くのではなく共存していくために和らげることを考えていきましょう。
自分自身を認める・許す
和らげるコツは、自分を認めること、許すことです。
まず、ネガティブに感じる自分自身を悪いと思わなくて大丈夫です。
ネガティブにさせている環境、時代だということもあります。
ですので、今の自分をまずは許して、認めてみてはいかがでしょうか。
自分のことは自分しか本当の意味で理解できず、認めることはできません。
そして、人生は一度っきりで、どんな選択を選んでも止まることなく時間は進んでいきます。
だからこそ、何かをしないといけないと思うかもしれませんが、先のことを考えて頑張りすぎると疲れるし、効率も悪くなることもあります。
もしキツくてモチベーションが下がり続けているのであれば、休憩してもいいんです。
逆に何か行動できたのなら、「頑張ってるなぁ」って自分を褒めてあげましょう。
また、成長できていることを信じましょう。
停滞やスランプを感じていたとしても、次のステージに進むための準備期間なだけです。
抜け出したときに大きな前進ができることを信じましょう。
また、頑張ったことは無駄ではありません。
目標次第では必ずしも達成できるとは限らない上に、高い目標を達成できる人は一握りと言えます。
しかし、少しでも近づくことは可能です。
自分を勇気づけてあげて、信じてあげましょう。
成長の手助けになりますよ。
なお、注意してほしいことがあります。
自分を認めるからと言って、他人に自分の考えを押し付けないようにしましょう。
恨みを買ってしまうと一生後悔してしまうこともありますからね。
他人による評価は気にしなくていい
たまにSNSや他人に滑りについて何か言われることがあるかもしれません。
自分にとって嫌なものは気にせずに、「こういう考えもあるんですね」程度に流しちゃいましょう。
この広い世界から見たら人一人なんてちっぽけなものです。
他人に何と思われていようとも別にいいじゃないですか。
そして、スノーボードの技術やスタイルに正解や正しいことなんてないです。
発展途上のスポーツで技術も人によって様々ですから。
他人が目指しているものと自分が目指しているものが必ずしも合致するとは言えません。
だからこそ、他人の意見に惑わされる必要はないんです。
ただ、他人の意見の中には、自分自身を成長させてくれるものもあります。
もし、その意見を聞き入れられる心境であれば「その意見を取り入れてみても良いかも?」と思って、次の自分の達成しやすい目標や目的に設定しても良いかもですね。
モチベーションが下がっているときの上げ方
すでにモチベーションが下がっている人もいるでしょう。
やりたくないと感じている人は、無理に上げる必要もないと思います。
それでも、一度でも楽しさを感じていた方はもう一度モチベーションを上げてみてはいかがでしょうか。
一つ言えるのは、モチベーションが下がったときが終わりではなく、行動を辞めたときが終わりということです。
このことを頭に入れてモチベーションの上げ方を考えてみましょう。
目標や目的を達成した方
現在、目標や目的を達成して、一時的に目標を失う方もいるかと思います。
その場合は、新しい目標や目的を設定してみましょう。
と言っても、すぐに見つからないこともあります。
まずはできることをやってみるのが良いでしょう。
「更なる技術の向上」でより深みを目指すのも良いですし、「新しいことへのチャレンジ」をすることで、知らないことを経験してみるのも良いと思います。
挫折によりモチベーションが下がっている方
挫折を経験してモチベーションが下がっている方もいるでしょう。
この場合は、新しいことに目を向けてみてはいかがでしょうか。
例えば、「道具に対する知識を深める」とか、経験者なら「人を育成する」など、最前線のプレイヤーになることが全てではないので、裏方としての楽しみ方を見つけても良いと思います。
また、もしまだ頑張れるとその道を諦めないのであれば、スクールや著名人のキャンプ(レッスン)に参加してみるのもいいかもしれません。
上達のきっかけを見つけることで、再度チャレンジすることができるかもしれませんよ。
楽しさを見失ってモチベーションが下がっている方
楽しさを見失ってモチベーションが下がっている方は達成感やポジティブな刺激を感じていないのかもしれません。
その場合は、環境を変えてみてはいかがでしょうか。
一人で滑る機会が多い方なら、仲間を作ってみるとか、複数人で滑ることで新しい楽しさを感じるかもしれません。
ショップやメーカー、有名な選手がたまに行うイベントやキャンプに参加すると知り合いを作りやすいですよ。
他には、新しいジャンルに挑戦してみるとかも楽しさを感じるきっかけになるかもしれません。
今とは違う環境に自分を置くことで、モチベーションが上がるかもしれませんよ。
まとめ
専門家でもないのに偉そうなことを書きましたが、筆者自身、精神的に悩まされた経験があります。
そして、考え込みやすい性格です。
だからこそ、モチベーションを上げることの難しさを知っています。
また、モチベーションが下がったときの苦しさを感じてきましたし、対処法に関しても考えてきました。
自分自身を真に認められるのは自分のみです。
だからこそ自分を見離さずに寄り添ってみてください。
そして、スノーボードを続けていくことで、最終的に自信に繋がるほどの実力を手にしたり、今までの経験を基に新しい道が開けるかもしれませんよ。
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