サマーゲレンデで必需品!ハンドプロテクターの作り方を大公開

サマーゲレンデでハンドプロテクターを使っている画像 カービング

今回はサマーゲレンデのトレーニング企画として、本気で練習するためのアイテムを紹介します。

それは、「ハンドプロテクター」です。

手首のプロテクターやミトングローブはよく売られていますが、指をしっかりガードするものはありません。

その点、ハンドプロテクターは、指と手のひらをしっかりと守ってくれるので、安心感があります。

今回は、私が必須とも考えているほどのハンドプロテクターの作り方を伝授していきます。

※作成作業には、「キリ」や「ハサミ」などを使用しますので、怪我の内容に十分に注意して作成をしてください。

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サマーゲレンデではハンドプロテクターが必需品

サマーゲレンデで一番怪我しやすい部位と言えば、だと思います。

ちょっと転倒しただけで、指を骨折させてしまう、ということも珍しくないのです。

そのため、サマーゲレンデを避けている方もいるかと思います。

他には、怪我を気にしてミトングローブを装着している方もいるかと思います。

たしかにミトングローブは最低限装着したいところですが、それだけではやはり心持てないという印象だと思います。

そのような方に、ぜひ作っていただきたいアイテムがあります。

それこそ、今回紹介するハンドプロテクターです。

自作ハンドプロテクター

※私が作ったハンドプロテクター

このハンドプロテクターは、残念ながら販売されていません。

そのため、自分で作る必要があります。

少々作るのが面倒ではありますが、このハンドプロテクターがあれば、サマーゲレンデで手を着けたときに怪我する可能性がかなり減ります。

※絶対に怪我をしないわけではありません。

冬のシーズンで攻めた滑りをしている方は、夏でも楽しめるかと思います。

サマーゲレンデで安心して、本気で練習するなら必須のアイテムと言えるでしょう。

サマーゲレンデでは、まず怪我をしないことが一番大切ですからね。

怪我予防の知識として、服装やプロテクターのことも記事にしています。

よろしければこちらの記事も読んでみてください。

サマーゲレンデの必需品!ハンドプロテクターの種類

ハンドプロテクターの種類についてもお話ししていきましょう。

ハンドプロテクターは、手作りということもあり、作り方に決まりがありません。

ただ、サマーゲレンデでよく見る種類はあります。

よく作られているのは、

・パンチングミットタイプ
・スリッパタイプ

です。

正直どちらでも問題ないでしょう。

ちなみに怪我がしにくいと感じるのは、パンチングミットタイプかと思います。

その理由は、パンチングミットは指と手のひらを完全に覆い、ミット部に厚みがあるため、指を引っかけづらいからです。

そして、ミット部の平面になっている範囲が広いため、手を着いたとしても安定しやすいです。

このことから、パンチングミットタイプの方が怪我がしにくいと言えるでしょう。

ちなみに、このパンチングミットタイプのハンドプロテクターを最初に作ったのは、野中 昌洋さんです。

そのプロテクターの写真です。

※野中さんより写真提供していただきました。

野中さんとは、サマーゲレンデでさまざまな物を自作して、怪我無く快適に楽しむことを日々考えている方で、ハンドプロテクター製作者の第一人者として知っている方もいることかと思います。

このパンチングミットタイプを見たことがキッカケになり、筆者はスリッパタイプのハンドプロテクターを作り始めます。

ちなみに筆者が、スリッパタイプを使っている理由は、低コストで作れると考えたからです。

結局総コストで言うと、結構な価格になってしまいますが。

ただ、パーツ一つ一つのコストは低価格ですので、もし破損しても修復が低価格で済む、というところは良いところだと思っています。

もし、価格を気にしないのであれば、簡単に作れるパンチングミットタイプをおすすめします。

サマーゲレンデのハンドプロテクター!パンチングミットタイプに必要な物とコスト

パンチングミットタイプを作るときに必要な物

それでは、実際にサマーゲレンデで使うハンドプロテクターを作ることを考えていきます。

まずは、必要なアイテムです。

■必要な物
・パンチングミット・・・1セット
・園芸用の受け皿・・・2枚
・接着剤・・・1個
・紐・・・1本
・コードストッパー・・・2個
・キリ
・ハサミ
・のこぎり ※必要な場合

簡単に作れるものですと、これで作ることが可能です。

ただ、ミットの大きさ次第では、園芸用の受け皿では取り付けることができないことがあります。

また、園芸用の受け皿をのこぎりなどで一部切らないと取り付けることができないこともありますので、頭に入れておいていただけたらと思います。

パンチングミットタイプのコスト

パンチングミッドタイプを作るときのコストです。

・パンチングミット・・・1,500円
・園芸用の受け皿・・・200円
・接着剤・・・500円
・紐・・・100円
・コードストッパー・・・200円
○工具以外を全て購入した場合の総コスト・・・2,400円以上

パンチングミットの価格は、最低価格でも「1,500円」程度はします。

これは最安の値段ですので、もう少し良い物を買うとなると、約3,000円は考えておくと良いかと思います。

※2021年8月に野中さんより情報提供あり。
ミットの中身を入れ替えて縫い直す(湾曲する方向を逆にする)ことで、より引っ掛かりを無くすことが可能とのことです。

また、園芸用の受け皿は、100円均一ショップで購入できます。

一枚100円ですので、左右で考えたら200円ということになります。

購入する際には、ミットのサイズに合う物を購入しましょう。

接着剤は、自宅にあるもので問題はないでしょう。

無ければ、購入する必要があります。

購入するのであれば、できるだけしっかりと貼り付く接着剤が良いでしょう。

価格は、強力接着剤の場合、500円以上は考えておいた方が良いです。

は細めの紐を用意すれば大丈夫です。

こちらも100円均一ショップで購入でき、適当な長さにカットすれば良いので1本で問題ありません。

また、コードストッパーです。

コードストッパー

こちらは、100円均一ショップで取り扱いがあるところと、無いところがあります。

さらに、店舗によってセットの個数が異なります。

私が確認したショップでは、2個セットや4個セットの扱いがある店舗もありました。

パンチングミットタイプの作り方

それでは、本題の作り方です。

1.パンチングミットに合うように園芸用の受け皿を加工
ミットの長いところが受け皿からはみ出る場合は、受け皿をカットします。
2.ミットと受け皿に接着剤を塗る
3.貼り付けたら、乾燥させる
約1日乾燥させると、問題なく貼り付くかと思います。
4.ミットの丈夫なところにキリで穴を空ける
他を固定するベルトがある場合は、キリで穴を空けずにベルトに紐を括るだけで大丈夫です。
5.穴に紐を通して、コードストッパーで固定できるようにする

これで完成です。

ふじてんのサマーゲレンデによくこのミットタイプのハンドプロテクターをつけている方がいますので、気になった方は声をかけてみると良いですよ。

みなさん、声をかけたら、快くお答えしてくれることかと思います。

サマーゲレンデのハンドプロテクター!スリッパタイプに必要な物とコスト

低コスト版スリッパタイプを作るときに必要な物

私がサマーゲレンデで使っているスリッパタイプは、低コスト版としっかり版があり、実際に作っています。

ちなみに、私が普段使っているのは、「しっかり版」のスリッパです。

低コスト版に関しては、試しに作ったものであってあまり使っていません。

やはりしっかり版の方が安心感がありますね。

それでは、まずは低コスト版のスリッパタイプから作り方の詳細をお伝えします。

■必要な物
スリッパタイプを作るときに必要な物
・薄型スリッパ・・・1セット
・平型の鉄板・・・2枚
・ミトン・・・2枚
・マジックテープ(粘着タイプ)・・・2セット
・マジックテープ付きのバンド
・紐・・・1本
・コードストッパー・・・2セット
・結束バンド
・キリ
・ハサミ

これを用意すれば作ることが可能です。

平型の鉄板は、取り扱いの店舗によってサイズが様々ですので、スリッパのサイズに合わせて購入するのが良いでしょう。

低コスト版スリッパタイプのコスト

低コスト版としていますが、それなりに使い勝手を良くすることを考えているため、そこそこの値段にはなります。

・薄型スリッパ・・・100円
・平型の鉄板・・・200円
・ミトン・・・200円
・マジックテープ(粘着タイプ)・・・200円
・マジックテープ付きのバンド・・・100円
・紐・・・100円
・コードストッパー・・・100円
・結束バンド・・・100円
○工具以外を全て購入した場合の総コスト・・・900円

全て100円均一で購入できます。

ここでのスリッパは、薄型スリッパとしていますが、どのようなタイプでも大丈夫です。

薄型スリッパ

画像の物は、100円で購入できました。

なお、スリッパの種類は、底がある程度の硬いしっかりとしている物が安定感があって良いです。

また、底はできるだけ平らの物が良いでしょう。

ザラザラしているものですと、粘着しづらい可能性あります。

ただ、スリッパの価格は物によって様々で、100円以上するものもああります。

画像のは、あくまで低コストとして考えたときのものです。

平型の鉄板に関しては、1枚100円で販売しています。

鉄板

2枚必要ですので、200円です。

ミトンも1枚100円であり、2枚必要ですので200円です。

ミトン

マジックテープは、できるだけ大きなサイズを購入することをおすすめします。

マジックテープ

マジックテープ付きのバンドは、2個1セットで100円で販売されているものを見かけます。

マジックテープ付きバンド

コードストッパーに関しては、先程のパンチングミットタイプの章でお話しした内容と同じなため割愛します。

紐とコードストッパー

結束バンドは1セットで100円で販売しています。

太さは、細めのものにしています。

結束バンド

しっかり版スリッパタイプを作るときに必要な物とコスト

しっかり版スリッパタイプを作るときに必要な物は、低コスト版と同じです。

変わるのは、スリッパの厚さです。

スリッパの底の厚さ

厚さがしっかりとすることで、丸沼高原スキー場やふじてんなどの長めのブラシを使っているサマーゲレンデであっても怪我がしにくくなります。

安定感を求めるのであれば、底が厚いタイプを購入することをおすすめします。

また、コストは、以下のとおりとなります。

・薄型スリッパ・・・500円
・平型の鉄板・・・200円
・マジックテープ(粘着タイプ)・・・200円
・マジックテープ付きのバンド・・・100円
・紐・・・100円
・コードストッパー・・・100円
・結束バンド・・・100円
○工具以外を全て購入した場合の総コスト・・・1,300円

スリッパの金額が変わるだけです。

なお、100円均一ショップには、厚いスリッパの取り扱いがない可能性があります。

※2021年8月1日確認時は、ダイソーにて場所によっては300円で販売していることがありました。

カインズホームなどのホームセンターには、取り扱いがあるかと思いますので、そちらでお買い求めいただくのが良いかと思います。

スリッパタイプの作り方

スリッパタイプの作り方としては、低コスト型としっかり型は、同じ作り方です。

※すでにできているもので実演していますので、少々汚れがあったり、わかりにくいところもあるかと思います。ご了承ください。

1.マジック付きのバンドをハサミでカットして長さを調整
マジック付きのバンドをハサミでカット
2.スリッパの裏側下辺りにマジックテープ付きのバンドを合わせて、一緒にキリで穴を空ける
キリで穴を空ける
※本来、この段階ではマジックテープはついていません。
2.スリッパとバンドの穴に結束バンドを通す
結束バンドは、スリッパの下側から通します。
結束バンドを通す
※結束バンドを通して留めている画像
3.穴をハサミで広げて、結束バンドの頭をスリッパに埋め込む
ハサミで穴を広げている
※ハサミで穴を広げている画像
結束バンドの頭を埋め込んでいる
※結束バンドの頭をスリッパに埋めている画像
4.スリッパの裏側にマジックテープをつけて、キリで穴を空ける
マジックテープはカットする必要があるかもしれません。
貼り付ける位置は、スリッパの先端側と下側に貼り付けます。
バンドの上に貼り付けて問題ありません。
※マジックテープを貼り付けて、キリで穴を空けている画像
5.穴に結束バンドを通して固定
結束バンドは、スリッパの裏側から通します。
結束バンドを通すパート2
6.ハサミで穴を広げて、結束バンドの頭をスリッパの中に埋ま込む
ハサミで穴を広げている画像パート2
※ハサミで穴を広げている画像
結束バンドの頭を埋め込んでいる画像パート
※結束バンドの頭を埋め込んでいる画像
7.マジックテープの四隅を結束バンドで留める
結束バンドを四隅に留めている画像
8.鉄板の真ん中より外側にスリッパがつくようにマジックテープをつける
親指が鉄板内に収まるように少し外側に貼り付ます。
鉄板にマジックテープを貼り付けた画像
※真ん中より外側にマジックテープを貼り付ける
実際にスリッパを鉄板に貼り付けた画像
※実際にスリッパを貼り付けた画像。
親指がスリッパ内に収まっている
9.紐を腕にぶら下げられる程度の長さに切る
紐を切る画像
10.バンドを固定した結束バンドのところに紐を通す
結束バンドに紐を通す
11、紐にコードストッパーを通して紐を縛る
紐にコードストッパーを通して縛る
腕に紐を通した画像
※実際に腕を紐に通した画像
8.ミトンをスリッパに装着する
ハンドプロテクターの完成系

これで完成です。

ミトンは、もしもスリッパが脱げても怪我をしにくくしてくれます。

また、スリッパとのフィット感向上にも繋がります。

これでサマーゲレンデであってもアグレッシブに攻められますよ。

まとめ

パンチングミットタイプに関しては、ある程度簡単に作ることができます。

しかし、コストがかかるということを頭に入れておくと良いでしょう。

一方でスリッパタイプであれば、コストは抑えられますね。

しかし、作成の作業があるので、少々面倒ではあります。

これは好き好きですね。

ちなみにスリッパタイプでマジックテープを採用している理由は、鉄板の取り外しができるようにするためです。

仮にスリッパを洗いたいというときに、分離できるので多少使い勝手が良いです。

このハンドプロテクターを使えば、サマーゲレンデで練習をする際にも思い切った滑りがやりやすいですね。

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