初めてのスノボは、楽しみで心がウキウキする反面、慣れないことをするため、「用意すべき荷物がわからない」という方も多いでしょう。
そこで、今回は初めてのスノボを成功させるために、「持ち物」と「服装」に焦点を当てていきます。
スノボは意外にも多くの荷物が必要になるので、忘れ物がないようにしっかりと準備していきましょう!
簡単に持ち物だけをチェックしたい方は、1章の「初めてのスノボ!持ち物チェックリスト」を参考にしていただければと思います。
初めてのスノボ!持ち物チェックリスト
初めてのスノボに行く人に限らず、スノボに行く際のチェックリストとして活用してみてください。
◆必須の持ち物
□スマホ・携帯電話
□身分証明書
◆レンタルしない場合に必須となるスノボ用品
□ボード
□バインディング
□リーシュコード
□ブーツ
□ニット帽・ビーニー
□グローブ
□ゴーグル
◆スノボをするための服装
□セカンドレイヤー(トレーナーやパーカー)
□レギンスやタイツ
□スウェットやジャージ
□ロングソックス
□ネックウォーマー・マフラー・フェイスマスク
◆あると便利な持ち物
□リップクリーム
□ヒップパッド
□ベルト
□ポケットティッシュ
□コンタクト
□目薬
□小銭入れ
□リフトケース
□スマホの防水ケース
□防水スプレー
□着替え(下着・帰宅時の服)
◆温泉や宿泊施設に寄る際に用意しておきたい持ち物
□携帯充電器
□歯磨きセット
□化粧品・生理用品 ※女性専用
チェックリストで紹介した持ち物、道具、衣服関係の用意する理由や性能、ポイントを次の章で詳しくご説明していきます。
まだ読んだことのない方は、目を通しておいてくださいね。
初めてのスノボで用意しとくべきの必須の持ち物
お金
お金は、絶対と言えるほど必要になるでしょう。
スノボでは、「リフト券」「レンタル代」「交通費」「食事代」などでお金を使います。
■リフト券
リフト1日券は「5,000円」もあれば購入できるところが大半です。
ただ、初めてのスノボの場合は、滑走する時間を考えるとリフトに何度も乗れない可能性があります。
そのため、回数券がある場合はこちらの購入をおすすめします。
■レンタル代
レンタルをする場合は、ボードとブーツセットで相場は「5,000円」程度です。
ウェアの相場が「4,000円」程度であり、小物が「1,000円」程度ですので、全てを一式借りる場合は「13,000円」程度を考えておいた方が良いでしょう。
■交通費
交通費は、車のガソリン代や新幹線、バスツアーなどの費用です。
■食事代
ゲレ食の相場は「1,000円~1,500円」程度ですので、飲み物なども買うことを考え、食費は「2,000円」程度を持っておいたことをおすすめします。
これらを踏まえて、レンタルする場合は「20,000円」程度、レンタルしない場合は「7,000円」程度のお金と別途交通費を用意しておけば、問題なく楽しむことができるでしょう。
ちなみにリフト券と食事代1,000円程度がセットになっていたり、バスツアーにレンタルが含まれているものがあったりもします。
このようなセットを使うことで安く抑えることができるでしょう。
安くなるとしても、お金は必要不可欠なものです。
そして、意外に忘れがちですので、家を出るときには一番に確認するようにしましょう。
スマホ・携帯電話
多くの方は、忘れないかと思いますが、何かあったときのための連絡手段は用意しておきましょう。
身分証明書
レンタルする場合に必要になります。
また、事故を起こしたときなど、何かトラブルが起きたときに必要になりますので、用意しておきましょう。
初めてのスノボ用品はレンタル?購入?
スノボウェア
スノーボードやスキーをする際に必要です。
ウェアは、撥水性や浸透性という湿気を逃がす機能を備えています。
レンタル品の多くは年代が古い傾向にあるため、お試しで気軽に楽しめる程度のものと考えた方が良いでしょう。
もし、最初からおしゃれにも気にして楽しみたいのであれば、購入を検討するのもアリです。
ネットや専門店の型落ち(旧品)であれば割引されている商品もありますので、安く購入したい場合はこのようなところから購入を考えてみてはいかがでしょうか。
1、2年の型落ち品であれば、レンタル品よりもデザイン性が良いものが多いのですよ。
ボード
板が無くては、雪山を滑って下りることができません。
ボード自体は値が張るため、初めてスノボをする方はまずはレンタルすることをおすすめします。
ただ、何度か滑りに行く予定がある方は、中古品を探してみるのも一つの手です。
オフハウスやブックオフ+など、スノーボードの扱いがあるところでは、格安で販売されていることがあります。
格安品のほとんどはキズがあるなど使用感がありますが、初めてなら割れていなければ問題はありません。
中には、バインディングとセットでもレンタルを2回するよりもお得なこともあります。
もちろん新品の方が愛着がわきやすく、選ぶ幅も多いので、予算がある場合は新品の購入をおすすめします。
バインディング
ボードとブーツを固定するためのものであるため、ボードとセットで購入する必要があります。
レンタルでは、ボードとバインディングはセットで貸し出しをしていますので、別で借りることは考えなくて大丈夫です。
このバインディングも初めての方が購入するのであれば、中古品でも問題ありません。
中古品を購入する際には、劣化していることが考えられるので、各パーツに割れ目がないかは確認しておいた方が良いでしょう。
リーシュコード
リーシュコードは、流れ止めのことです。
レンタル品には、基本的は取り付けられているかと思います。
板を流してしまうことも少なからずあり、最悪人に危害を加えてしまうこともありますので、しっかりと取り付けておきましょう。
ブーツ
ブーツは、できることなら自身の足に合ったものを購入した方が良いです。
レンタルもブーツを省くことで、安くすることができるところもあります。
ただ、初めてということで、複数回行く予定がないのであればレンタルで良いでしょう。
もし、ボード、バインディング、ブーツで購入を迷われるのであれば、ブーツから購入することをおすすめします。
ニット帽・ビーニー
ニット帽は、スノーボードする上でとても大切なアイテムです。
耳まで隠せるものを用意しましょう。
耳が出たままになってしまうと、寒さで集中して楽しむことができません。
この寒さでスノーボードを嫌いになってしまうこともあるので、ニット帽を用意しましょう。
グローブ
グローブも必要です。
指は寒さを感じやすく、濡れやすい箇所です。
濡れることでより寒さを感じるので、少しでも緩和するためにグローブを用意してください。
グローブは、防水性のある雪対応のものを用意しましょう。
ゴーグル
ゴーグルは、目を痛めないためにも必要です。
また、雪が降っている場合、目に雪が入り、目をつぶってしまうため、大変危険です。
衝突事故を引き起こしかねないので、装備しておくことをおすすめします。
スノボをするときはどんな服装にするべき?
インナー(Tシャツやロングシャツ)
ファーストレイヤーと呼ばれる、1枚目のインナーのことです。
できるだけ、吸水・速乾性のあるインナーを用意しましょう。
吸水・速乾性を重視している理由は、スノボをすると思っているよりも汗をかくからです。
汗をかいている状態で動きを止めてしまうと、衣服が冷え、体が冷えてしまいます。
少しでも快適に楽しむためにも、吸水・速乾性のあるインナーをおすすめします。
また、ストレッチ性もあると動きを邪魔しないので、快適に過ごすことができるでしょう。
ちなみに、寒いのが苦手な方は、インナーを重ね着することで冷え対策ができますよ。
セカンドレイヤー(トレーナーやパーカー)
インナーウェアの上に着る服のことです。
できるだけ動きやすいようにトレーナーやパーカーを着ると良いでしょう。
このセカンドレイヤーは、冷え対策になるため、少し暖かいものを着ることをおすすめします。
もし、寒いのが苦手であれば、フリースやダウンを着るというのもアリです。
レギンスやタイツ
下半身のインナーとしてレギンスやタイツを装備しましょう。
こちらもストレッチ性のある素材がおすすめです。
スノボは脚部を主に使います。
そのため、動きやすいものをおすすめします。
スウェットやジャージ
レギンスやタイツの上に履く衣類は、スウェットやジャージで大丈夫です。
ロングタイプのヒップパッドを履く場合は、スウェットやジャージは履かずとも問題ないと言えるでしょう。
ロングソックス
ソックスは、厚手で長いものを履くようにしましょう。
厚手のものにする理由は、足先が冷えづらくするためです。
冷え性の方は、スノボ専用のソックスをおすすめします。
スノボ専用のソックスは寒さを考慮しているため、素材にこだわっているものが多くあります。
中には、動きやすさも考え、縫い目にもこだわっているメーカーがありますよ。
ネックウォーマー・マフラー・フェイスマスク
ネックウォーマーやマフラーなど、首回りの冷え対策をしましょう。
首元も冷えやすいです。
できることなら、フェイスマスクを用意することをおすすめします。
顔の日焼け防止だけではなく、顔と首の冷え対策となり、フェイスマスクはウェアとの相性が良いのでおしゃれに見えやすいです。
なお、ネックウォーマーやマフラーで繊維質のものは、凍ってしまうことがあり、逆に冷えやすくもなることも頭に入れておきましょう。
初めてのスノボだからこそ忘れがち!あると便利な持ち物
日焼け止め
女性だけと思われがちですが、実は男性にもご使用することをおすすめします。
特に接客する方は、要注意です。
雪山の日差しは、とても強く日に焼けます。
曇りだから大丈夫だと思う方もいるかもしれませんが、曇りの日も日焼けするので、ご使用することをおすすめします。
ゴーグル焼けしてしまいますと、ちょっと恥ずかしいですよ。
リップクリーム
雪山は、乾燥しやすいです。
そして、唇も日焼けします。
そのため、リップクリームを用意して、乾燥させないようにすることをおすすめします。
ヒップパッド
スノボ初心者には、ヒップパッドの利用をおすすめします。
私は、必須と言っても良いほど重要度の高いものだと考えています。
スノボを断念する理由の一つに「痛い思いをした」というものがあります。
お尻は転倒時にぶつけやすい箇所ですので、痛みを軽減するためにもヒップパッドの装着をおすすめします。
ヒップパッドを装着することで、お尻が濡れづらくなりますよ。
ベルト
スノボウェアをレンタルする際に、ウエスト部が体に合わないこともあります。
その場合はベルトで調節することも可能です。
もしものために用意しておくと良いでしょう。
ポケットティッシュ
雪山の冷えで、鼻水が出てしまうこともあります。
せっかくおしゃれをしても、鼻水が出ていることによって台無しに。
ということがないように、ポケットティッシュも用意しておくことをおすすめします。
コンタクト
普段メガネを付けている方は、コンタクトにすることをおすすめします。
コンタクトも派手に転倒してしまうと外れてしまうことも考えられますが、メガネの場合は破損する可能性もあります。
また、メガネによって怪我する可能性も少なからずあります。
このことから、コンタクトをつけられるのであれば、用意しておくと良いでしょう。
目薬
コンタクトレンズを使う方は、合わせて持って行きたいアイテムです。
目が乾くと滑るのに集中しきれないこともあるので、目が乾きやすい方は特に持って行きましょう。
小銭入れ
お金を全てスキー場に持って行くことはおすすめできません。
もし、スキー場でお財布を無くしてしまっては、見つけることは困難です。
そのため、必要な金額だけ持ち歩くために小銭入れを用意しておくと便利です。
リフトケース
スノボウェアにリフトケースが備わっているものもありますが、無い場合は用意しておきたいアイテムです。
リフトに乗るときに毎回リフト券を用意するのは、結構面倒です。
そのうえ、リフト券が濡れることで使えなくなってしまいます。
このような手間を無くすためにリフト券ホルダーを用意しておくと便利です。
もし、用意してなくともスキー場で購入できます。
相場としては、簡易的なもので1,000円程度であり、場所によっては500円程度で購入できるところもあります。
また、小銭入れの機能も備わっていることがあります。
スマホの防水ケース
スノボウェアの中にスマホを入れて滑ろうと考えている方もいるかと思います。
しかし、実際にスノボウェアの中にスマホを入れて滑ると、汗などで意外に濡れます。
防水機能のついていないスマホだと、故障の原因になりますので、スマホをゲレンデに持って行く場合は、防水ケースの中に入れて持って行くことをおすすめします。
防水スプレー
使い古したウェアだと防水性が衰えたりするので、防水スプレーを用意しておくことをおすすめします。
ウェアを用意しても濡れやすければ、体の冷えにつながります。
多少ですが、防水スプレーを使うことで濡れづらくなりますよ。
使うときは、外で使うことようにしましょう。
着替え(下着・帰宅時の服)
ウェアの中に来ている服は、汗や雪で濡れてしまうこともあります。
スキー場の多くには更衣室がありますので、着替えを持って行くことをおすすめします。
温泉や宿泊施設であると便利!用意しておきたい持ち物
タオル・シャンプー・リンス
温泉施設によっては、ご自身で用意するようなところもありますので、温泉に行く予定がある方は用意しておくことに超したことはないでしょう。
携帯充電器
宿泊する場合に用意しておきたいアイテムです。
私は忘れやすいので特に気をつけていますが、宿泊する際には用意しておくことをおすすめします。
歯磨きセット
ホテルなどでしたら用意されていることが多いのですが、ロッジなどの宿泊施設では用意されていないことも多いので用意しておくと良いでしょう。
化粧品・生理用品 ※女性専用
女性の多くは普段からご使用かと思いますので忘れづらいかと思いますが、もしものためにチェックしておくといいでしょう。
まとめ
スノボを初めて行う方のために用意する持ち物をご紹介させていただきました。
極論で言いますと、必須の持ち物があれば何とかなります。
ただ、スノボを楽しむとなりますと、今回ご紹介させていただいた持ち物をおすすめします。
また、服装は動きやすく冷え対策ができれば問題はありません。
よくヒートテックはやめた方がいい、という話を見ますが、ヒートテックでも問題はありません。
もし、何度もスノボを楽しむことになるようであれば、吸水・速乾性を考えて違うインナーを検討してもいいでしょう。
また、最後に補足です。
スキーツアーの場合は、ロッカーを利用し、アクセサリーやお金などの貴重品をしまいましょう。
ゲレンデで無くしてしまうと見つけづらくなり、大変なことになってしまいます。
失し物を出さないように、十分に管理して楽しんでくださいね。